杉浦悠太「台無し、全部だめ」 ボギー締めに悔いも全英に接近

開幕戦からトップ10を外していない(撮影/高藪望)

◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 3日目(25日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7461yd(パー72)◇晴れ(観衆1749人)

初日95位から2日間をかけて13位まで順位を上げたが、最終18番(パー5)のたった一つのボギーが許せない。「ひどい、全部だめ。台無しにしたくらいの気持ちです」と杉浦悠太は厳しい言葉で振り返った。

ミズノ契約のホストプロとして初めて臨む今週、初日は「74」と出遅れたものの2日目に「68」と挽回して予選通過。インコースから出た3日目も4バーディ、1ボギーの「69」で通算5アンダーに伸ばし、上位に食い込んだが、3パットのボギー締めで後味を悪くした。

パッティング巧者が今週3パット3回(撮影/高藪望)

「傾斜が強いグリーンで、うまくタッチが合わせられない」と上りのパットが思うように打てない。今季の平均パット数はツアー5位につけるが、今週3パットを喫するのは3回目だった。2日目にフィールド1位(1.5回)をマークした平均パット数は35位(1.7857回)に後退。「パターがうまくいかないと、こんなにゴルフが難しい」と持ち味が生かせないゴルフに悔しさが残った。

まだ全英切符は諦めていない(撮影/高藪望)

首位を6打差で追う最終日。今季メジャー最終戦「全英オープン」(スコットランド・ロイヤルトゥルーン)への出場権が手に入る上位3人までは5打差だ。「最終ホールみたいなミスをしなければ、全英はまだ可能性がある。優勝するくらいの気持ちでやりたい」と切り替えた。(岡山県笠岡市/谷口愛純)

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