フラや音楽、老舗洋食店の復刻ハヤシライスも 山下公園・中華街・馬車道などで「ハマフェス」盛況

海をバックにしたフラダンスのステージを楽しむ来場者=横浜市中区の山下公園

 食や音楽など多様な催しで横浜の開港を祝う祭典「ハマフェス Y165」が25日、山下公園(中区)を主会場に5地区で始まった。ダンスや音楽、スポーツパフォーマンスで各会場を盛り上げ、来場者が思い思いの時間を過ごした。26日まで。

 ハマフェスは横浜開港150周年の翌年に、市民の交流や地域経済の活性化などを目的に始まった祭典で、地元の商店街や団体でつくる実行委員会が主催している。天気に恵まれた25日は、馬車道、関内、山下公園通り、横浜中華街、元町・山手の5会場が多くの来場者でにぎわった。

 山下公園では、崎陽軒や勝烈庵など横浜を代表する店が出店。関内で愛された老舗洋食店「梅香亭」のハヤシライスも復刻販売された。海をバックにフラダンスやDJパフォーマンスを楽しめるステージも用意され、来場者は歓声を上げたり、音楽に合わせて体を揺らしたりしていた。

 友人たちと訪れた市内在住の今野ひこみさん(59)は「横浜は来るものを拒まず、異国情緒にあふれて開放感もある」と笑顔。齋藤友章さん(48)は「ハマフェスは老若男女問わず楽しめる場所」と満喫していた。

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