【飲みニケーション】東日本VS西日本「飲み会」に関する実態比較、職場で多く飲むのはどっち?

都道府県別「飲み代費用」ランキングを【一覧表】で確認

新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い、仕事終わりに会社の人や取引先の関係者と飲み会に行く機会が徐々に増えつつあります。

近年は「プライベートの時間を優先したい」「アルハラが心配」といった理由で参加を控えたり、以前よりも参加者同士で気を遣う場面が増えたりした人もいるかもしれません。

そこで本記事では飲みニケーションに着目。アンケート結果をもとに東日本と西日本の飲み会に対する意識の違いを紹介します。

記事後半では、都道府県別の飲み代ランキングも掲載しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

東日本と西日本の飲み会の違いとは?アンケート結果を紹介

大鵬薬品工業株式会社は、2024年4月24日に「東日本と西日本での飲み会に関する実態比較」の調査結果を発表。

調査を実施したのは2024年2月、調査対象となったのは全国の20〜60代の男女600人です。

職場の飲み会で飲む杯数、上司が部下に対して気を使っているところ、職場の飲み会の望ましい終了時間の結果を紹介します。

職場の飲み会で飲む杯数:東西でどれだけ違う?

職場の飲み会で飲むお酒の杯数トップ3は、以下の表のようになりました。

【写真全5枚中1枚目】東西比較:職場の飲み会で飲む杯数。2枚目では「上司が部下に対して気を使っているところ」を東西比較して紹介。

結果を見比べてみると、東日本よりも西日本の方が飲み会で飲む杯数が多いようです。

次の章では、東西の「飲み会」で気になる違いについてチェックしていきましょう。

気づかい、終了時間…意識調査からわかる、東西「飲み会」のポイント

上司が部下に対して気を使っているところ

アルハラが話題になったり、飲み会の参加を希望しない若手が増加したりしたことにより、お酒の場では上司も以前より気を使う機会が多くなりました。

東日本と西日本では、それぞれ以下のようなポイントで上司が部下に対して気を使っているそうです。

【写真全5枚中2枚目】上司が部下に対して気を使っているところ

東日本も西日本も、上司は主にコミュニケーションの取り方や内容に気を使っていることが分かりました。

みんなが楽しめるよう配慮してくれる上司の飲み会なら、参加したいという人も多いかもしれませんね。

職場の飲み会の望ましい終了時間

職場の飲み会の望ましい終了時間は、東日本よりも西日本の方が長いようです。

トップ3の結果を、以下の表にまとめてみました。

【写真全5枚中3枚目】職場の飲み会の望ましい終了時間

早く帰れると自分の時間をしっかり確保できますし、飲み会に長く参加するとその分相手との仲が深まったりより踏み込んだ話をしたりできます。

どちらもメリットがあるため、自分の気持ちや状況に応じて飲み会に参加する時間を調整するのも良いかもしれません。

都道府県別「飲み代費用」ランキングをチェック、1位は?

総務省統計局は2021年から2023年の家計調査の結果をもとに、飲酒代のランキングを作成しました。酒豪が多い地域といえば東北や九州、高知県などを思い浮かべますが、実際はどうなのでしょうか。

全国平均と、各都道府県の県庁所在地の飲酒代のランキングは以下の表の通りです。

都道府県別「飲み代」ランキング:1位~26位

【写真5枚中4枚目】都道府県別「飲み代」ランキング:1位~26位

順位:県庁所在地(都道府県)飲酒代

  • 1位:東京都区部(東京都)2万1039円
  • 2位 : 高知市(高知県)2万488円
  • 3位 : さいたま市(埼玉県)1万6269円
  • 4位 : 富山市(富山県)1万4003円
  • 5位 : 福岡市(福岡県)1万3826円
  • 6位 : 神戸市(兵庫県)1万3794円
  • 7位 : 横浜市(神奈川県)1万3086円
  • 8位 : 静岡市(静岡県)1万3034円
  • 9位 : 熊本市(熊本県)1万2277円
  • 10位 : 札幌市(北海道)1万1936円
  • 11位 : 千葉市(千葉県)1万1609円
  • 12位 : 高松市(香川県)1万1420円
  • 13位 : 仙台市(宮城県)1万1362円
  • 14位 : 松江市(島根県)1万1189円
  • 15位 : 金沢市(石川県)1万1098円
  • 16位 : 長野市(長野県)1万955円
  • 17位 : 広島市(広島県)1万942円
  • 18位 : 大津市(滋賀県)1万312円
  • 19位 : 大分市(大分県)1万69円
  • 20位 : 佐賀市(佐賀県)9913円
  • 21位 : 前橋市(群馬県)9825円
  • 22位 : 那覇市(沖縄県)9633円
  • 23位 : 宇都宮市(栃木県)9431円
  • 24位 : 名古屋市(愛知県)9418円
  • 25位 : 秋田市(秋田県)9315円
  • 26位 : 山形市(山形県)9276円

都道府県別「飲み代」ランキング:27位~47位

【写真5枚中5枚目】都道府県別「飲み代」ランキング:27位~47位

順位:県庁所在地(都道府県)飲酒代

  • 27位 : 盛岡市(岩手県)9147円
  • 28位 : 鹿児島市(鹿児島県)8946円
  • 29位 : 新潟市(新潟県)8877円
  • 30位 : 津市(三重県)8842円
  • 31位 : 大阪市(大阪府)8502円
  • 32位 : 奈良市(奈良県)8471円
  • 33位 : 岡山市(岡山県)8249円
  • 34位 : 福井市(福井県)8222円
  • 35位 : 水戸市(茨城県)8164円
  • 36位 : 徳島市(徳島県)8082円
  • 37位 : 山口市(山口県)8067円
  • 38位 : 福島市(福島県)7944円
  • 39位 : 鳥取市(鳥取県)7729円
  • 40位 : 京都市(京都府)7258円
  • 41位 : 岐阜市(岐阜県)7212円
  • 42位 : 宮崎市(宮崎県)6877円
  • 43位 : 甲府市(山梨県)6874円
  • 44位 : 青森市(青森県)6424円
  • 45位 : 長崎市(長崎県)6230円
  • 46位 : 松山市(愛媛県)6070円
  • 47位 : 和歌山市(和歌山県)3678円

1位は東京都区部で2万1039円、2位は高知市で2万488円という結果でした。

東北や九州に順位が低い自治体があるのは、飲み会ではなく自宅での消費量が多いのも影響しているのかもしれません。

お酒は無理せず適量で!みんなが気持ちよく過ごせる飲み会にしよう

アンケートの結果を見てみると、西日本の方が東日本よりも杯数が多く、飲み会の終了時間が遅いことが分かりました。

飲み会のとき上司が部下に対して気を使うポイントは東西ともに「楽しめているか」で、嫌な思いをする人がいないよう配慮していることが伺えます。

飲み会はお互いのことをより深く知ったり、仕事の相談をしたりできる貴重な機会。お酒を飲む量には気を付けながら、みんなが気持ちよく過ごせる飲み会にしましょう!

参考資料

  • 大鵬薬品工業株式会社「【職場での飲み会に関する意識調査】東日本と西日本での飲み会に関する実態比較 8割以上が飲み会翌日に下痢を経験しているが下痢止め薬を飲まない人は多数」(PR TIMES)
  • 総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング(2021年(令和3年)~2023年(令和5年)平均) 外食 飲酒代」

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