「中欧班列」東ルート・浜綏鉄道の改修着工 中国黒竜江省

「中欧班列」東ルート・浜綏鉄道の改修着工 中国黒竜江省

 【新華社綏芬河5月25日】中国黒竜江省ハルビン市と綏芬河(すいふんが)市を結ぶ浜綏鉄道の綏芬河-国境線区間改修事業が23日、着工した。2025年末の竣工を見込んでいる。綏芬河市内の既存線路は時速55キロで運行しているが、改修後の設計速度は時速120キロ、積載能力は2倍以上になる。交通インフラ建設大手、中国鉄建傘下の中鉄第五勘察設計院集団が設計し、中鉄六局集団が建設を担う。

 同市は中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」東ルートの重要な口岸(通関地)で、鉄道口岸を経由する貨物は年間1千万トン超。年間約900本の中欧班列が通行し、貨物取扱量は8万8千TEU(20フィートコンテナ換算)に上る。(記者/王松)

 

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