「大変なんです。値上がりで」キャベツやオレンジなどの野菜価格が上昇 野菜扱うキムチ店では悲鳴の声が 夏の気温上昇に不安の声も

キャベツやオレンジなど今野菜や果物の値上がりに歯止めがかかりません。多くの野菜を使用するキムチ専門店からは「もう限界」と悲鳴が上がっています。

野菜高騰

「大変なんです。今野菜が値上がりして」(ヒョンヒさん)こう悲鳴をあげるのは、札幌市東区でキムチ専門店を20年営む、リー・ヒョンヒさんです。韓国出身、ヒョンヒさんお手製の5種類のキムチにはニンジン、しょうが、ニンニク、ニラなど新鮮な野菜を使った本場の味にこだわっています。5月24日から日曜まで「感謝デー」ということで普段よりお得に販売しています。「(Q.ここ値段据え置きで頑張っているが?)頑張って欲しいですね。助かります」(ヒョンヒさん)今野菜の価格が高騰しています。札幌のスーパーではキャベツが1玉432円と先月より48円値上がり、ネギが1本82円と先月より21円値上がりしています。春先の本州地方の天候不順の影響などを受け収穫量が減ったことが原因と見られています。その野菜高騰の波は主に野菜を主原料とするキムチ専門店を直撃しています。「キャベツが先週すごい高かったしニンジンやニラ、ネギ、ニンニク、しょうが、全部上がりっぱなしでとても厳しいですね」(ヒョンヒさん)「(Q.そんな野菜が高い中、感謝デーやめたらいいのでは?)うーん何とか頑張っています。20年間お世話になっているので(客に)。あなたの店に来るのが一番幸せなので店をなくしちゃだめだよ頑張ってください、そういう声が多いです」(ヒョンヒさん)一方、北海道産の白菜、レタスは生育が順調で、やや値下がり傾向になってきているということですが、、、「今年暑くなるというので(野菜への影響が)心配」(ヒョンヒさん)

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