青空広がり、初夏の日差し/25日の青森県内

青空の下、巨大なクルーズ船「セレブリティ・ミレニアム」を眺めながら散策する行楽客=25日午後、青森市の青森港新中央埠頭

 25日の県内は高気圧に覆われ、全域で青空が広がった。青森市の青森港新中央埠頭(ふとう)にはこの日、クルーズ船「セレブリティ・ミレニアム」(全長294メートル、総トン数9万1011トン)が寄港。降り立った乗客らが付近を散策し、吹き渡る潮風を感じながら初夏の青森を満喫していた。

 函館(北海道)からのクルーズ船が到着した新中央埠頭付近は、午前中から英語やスペイン語、中国語などが飛び交い、国際色豊かな雰囲気に包まれた。船体を一望できる北防波堤も乗客や国内の行楽客がそぞろ歩き、巨大な船の威容をカメラやスマートフォンで撮影する姿が見られた。

 カナダ・ケベック州から訪れたジュリー・マルコルさんは「東京や京都は人が多すぎて大変だけれど、ここはゆっくり風景と食べ物を楽しめる」と満足した様子。26日の全国国公立大学対抗相撲大会に出場するため深夜バスで来県した東京大4年の浅川淳さん(21)は「青森はのどかでいい所。暑いと思って短パンで来たが、ちょっと寒くて失敗したかも」と話した。

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