ガスペリーニ監督のアタランタ残留が濃厚に、ナポリが次なる向かう先はコンテ氏か

写真:ナポリの次期監督候補のコンテ氏©Getty Images

アタランタを率いるジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が、同クラブの残留に近づいているため、ナポリはアントニオ・コンテ氏の招へいに方向転換するようだ。

2016年から8年間アタランタの指揮を執り続けているガスペリーニ監督は、UEFAヨーロッパリーグ決勝でレヴァークーゼンを下し、クラブ史上初となる欧州大会のタイトルをもたらした。その後の会見でガスペリーニ監督は、アタランタ首脳陣と自身の去就について話し合いの場を持つと発言を残しており、同監督の将来に注目が集まっていた。

イタリア『Corriere dello Sport』によると、ガスペリーニ監督はアントニオ・ペルカッシ会長との会談で、クラブがさらなる強化を約束したことに満足し、アタランタ残留を決めたという。

アタランタで8シーズンを過ごし、新たなチームでの挑戦を考えていたガスペリーニ監督は、以前よりナポリの新監督に就任する可能性を取り沙汰されており、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長もガスペリーニ監督にナポリ再建の指揮を託したいと明らかにしていた。

しかし、ガスペリーニ監督がアタランタ残留が濃厚となったため、ナポリは次なるプランとしてアントニオ・コンテ氏の招へいに動くという。イタリア『Calciomercato.com』によると、ナポリとコンテ氏は新たな交渉を行うようで、両者は近日中に契約を締結させたいと考えているという。

昨シーズン、ルチアーノ・スパレッティ監督の下でスクデットを獲得したナポリだが、今シーズンは、リュディ・ガルシア監督、ワルテル・マッツァーリ監督、フランチェスコ・カルツォーナ監督と、3人の監督が指揮をする不安定な戦いに終始し、来シーズンの欧州大会出場を逃している。

またコンテ氏の次点として、ミランのステファノ・ピオーリ監督がナポリの次期監督候補として名前が挙げられている。

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