なぜセルライトはできてしまうの!? 4つの原因とセルフケア法

ボコボコしたセルライトはお悩みのNo.1。

「主な原因は皮下脂肪の増加です。偏った食生活でカロリーを摂取しすぎると当然カラダは脂肪を溜め込むことになります。また、慢性的なストレスも要因のひとつです。ストレスを感じると血管は収縮しやすく、血行不良となるため老廃物を体外に排出する働きが衰えてセルライトができやすくなります」(美容クリニックのドクター・方波見有貴さん)

セルライトの生成には女性ホルモンの乱れも関係してくるという。

「月経前に分泌されるプロゲステロン(女性ホルモン)は、体内に水分を溜め込む働きがあり、ホルモンバランスが乱れると、カラダが冷えたり、むくんだりしてセルライトができやすくなります。また加齢で代謝が悪くなったり、運動不足も大きな要因になります」

できてしまったセルライト対策とともに、知っておきたいのが早期の発見法。

「セルライトには膠原繊維(こうげんせんい)でできた壁があります。引っ張られて形が現れるものなので、老廃物が溜まりそうな気になる部分を引っ張ったりねじったり牽引をかけると現れてきます。凸凹が少ないうちから、早めの対策を行いましょう」

セルライトは脂肪と老廃物の塊。一度できると消えにくい!?

肥大化した脂肪細胞に、老廃物が結合して塊となったものがセルライト。原因となる皮下脂肪は、いくつもの部屋に分けられていて、各部屋の間には隔壁が。肥満などで脂肪細胞が肥大化していくと、厚みを増した脂肪層に隔壁がついていけなくなり、皮膚に隔壁が付着して、皮膚が下の層に引っ張られる状態に。そうなると肌は表面がボコボコと盛り上がって見えることから、欧米ではオレンジの皮のような皮膚(オレンジピールスキン)とも呼ばれる。

原因1 運動不足と加齢
原因2 ストレス
原因3 偏った食生活
原因4 女性ホルモンの乱れ

SELF CARE!

セルライトケアは気長に、根気よく。

できてしまったセルライト、自宅でできる除去法は?

「まず入浴。ゆっくり湯船に浸かってカラダを芯から温め、血行を良くして、汗をかくことで老廃物の排出を促します。マッサージやストレッチも効果的。お風呂上がりなど、血流がいい状態で行いましょう。セルライトが気になる部分を、老廃物を押し流すようにマッサージしていきます」

マッサージのときはオイルやクリームを塗ると指先もスムーズに。

「セルライトは、短い時間で除去できるものではないので、根気よく気長に行っていきましょう。これ以上作らないためには、基礎代謝を上げるバランスの良い食事と有酸素運動、質のいい睡眠を心がけることが大切です」

頑固で除去しにくいセルライトは早期に対策。

セルライトチェックは、老廃物が溜まりそうな部分をつまんだり押したりしながら。オレンジの皮のようにボコボコした表面が現れてきたら黄色信号。マッサージなどセルフケアをスタートさせて。

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方波見 有貴(かたばみ・ゆき)さん 品川美容外科 品川本院 医師、日本美容外科学会会員。説明も的確で患者に寄り添い、親しみやすい美容医療を目指す。

※『anan』2024年5月29号より。イラスト・たきたて玄米 取材、文・牧田ちえみ 構成・片岡延江

(by anan編集部)

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