前回の話
サユリとケンカして部屋を飛び出したタクマさんを追いかけて浜辺に出たアユ。するとタクマさんは、サユリには他に好きな人がいるのだとアユに話しました。そして「サユリじゃなくてアユと付き合えばよかった」「俺のこと好きならなぐさめて」と言ってアユを抱きしめたのです。
友達の彼氏[12]告げられた衝撃の事実
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「ちょっと!何してるのよ!?」
そこには鬼の形相のサユリがいて・・・
「アユに触らないで!」
タクマさんが突き飛ばされた。
「なんだよ。別にいいだろ?」
「何が良いの!?わたしと付き合ったらアユにはちょっかい出さないって約束でしょ!?」
え・・・そんな約束・・・してたんだ。
「うるせーな!だいたいお前が・・・!」
タクマさんも声を荒げて
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「俺のこと全然好きにならないのが悪いんだろ!」
「なに?今度は人のせいにするつもり?」
だんだん話が見えなくなってきた・・・
タクマさんは意地悪く笑ってサユリに言った。
「事実じゃん?それにお前の好きなやつって・・・」
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「アユなんだろ?」
・・・!!
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えっ!?
驚いて振り返ると、サユリは黙ってうつむいていた。
「邪魔したかったんだよな?俺とアユが付き合うのを。」
タクマさんにそう言われて、サユリは小さな声で
「そんなことない・・・」と言ったけど、すぐにタクマさんの声にかき消された。
「いーや?違わないね。
付き合う前も、付き合ってからも、俺が目の前にいる時も、サユリはずーっとアユのことばっか。」
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そして、タクマさんが言ったことばに絶句した。
「アユ知ってた?サユリはさ、アユのこと恋愛感情で『好き』なんだよ。
俺にアユを取られたくなくて・・・サユリ、必死でさあ・・・」
ククク・・・と笑いながら話すタクマさん・・・いつものタクマさんじゃない。
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「アユを俺に取られないためなら好きでもないやつと付き合う!好きでもない相手と寝られる!
そういう女なんだよ!」
そう言い捨ててタクマさんは笑った。
私は、言葉が出てこなかった・・・。
続きます
次の話
ママ広場オリジナルマンガ「友達の彼氏」は毎日更新します。お楽しみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本:のきわだ
1児の母。子育てに奮闘中。
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。
監修:ママ広場編集部