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南部杜氏協会(梅澤努会長)の第105回南部杜氏自醸清酒鑑評会表彰式は24日、花巻市石鳥谷町の石鳥谷生涯学習会館で行われた。吟醸酒の部首席に輝いた「桃川」(青森県)をはじめとする入賞醸造場や杜氏を表彰し、酒造技術向上の努力をたたえた。
吟醸酒、純米酒の2部門があり、32都道府県の137の酒造から吟醸酒285点(111場)、純米酒319点(117場)の計604点が出品された。4月2~5日に総勢24人が香味の調和や特徴を有しているかを審査した結果、優等賞には吟醸酒67場、純米酒72場が選ばれた。さらに優等賞上位の吟醸酒と純米酒各10場に特別賞が贈られた。
式には入賞した蔵元や杜氏、来賓ら約90人が出席。審査長を務めた県工業技術センターの熊谷泰樹理事長は「全国的に登熟期に気温が高かったため、米が溶けにくく苦労されたと思う。その中で、出品酒は穏やかな香りときれいな味わいが調和した吟醸酒、程よいうま味の滑らかな純米酒など高品質で個性ある酒がそろった。南部杜氏の常日ごろからの技術研さんのたまものだ」と報告した。