アレックス・サンドロの惜別弾でユベントスが最終戦を勝利で飾る【セリエA】

[写真:Getty Images]

ユベントスは25日、セリエA最終節でモンツァをホームに迎え、2-0で勝利した。

モンテーロ暫定監督が指揮した前節ボローニャ戦を3-3の引き分けに持ち込んだ4位ユベントスは、賭博行為により長期出場停止を受け、前節途中出場で復帰したファジョーリが先発となった。

12位モンツァに対し、[3-4-2-1]で臨んだユベントスは最前線にミリク、2シャドーにキエーザとユルドゥズを据えた。

そのユベントスがボールを持つ入りとなった中、9分にピンチ。FKからダンブロージオのヘディングシュート、イッツォのボレーと立て続けに枠を捉えられたが、GKペリンが凌いだ。

その後もボールを持つユベントスは17分、ファジョーリがバー直撃のミドルシュートを浴びせて攻勢をかけ続けると、26分に押し切る。ボックス左に侵入したキエーザが縦に仕掛けて左足でシュートを蹴り込んだ。

さらに2分後、一気にリードを広げる。ファジョーリの右CKからアレックス・サンドロのヘディングシュートが決まった。

今季で退団することが濃厚なアレックス・サンドロのゴールで2点目を挙げたユベントスはハーフタイムにかけては自陣に引いてモンツァの攻撃を受け止め、2-0で前半を終えた。

迎えた後半、52分にビリンデッリにゴールに迫られたユベントスだったが、後半から投入されたGKピンソーリオが好守で凌ぐ。

すると53分、キエーザがボックス手前左から放ったミドルシュートが枠の右角に直撃。さらに61分にもファジョーリの浮き球パスに抜け出したキエーザが決定的なシュートを浴びせたが、GKソレンティーノのセーブに阻まれた。

さらに71分、ロングカウンターからボックス左まで持ち上がったユルドゥズがGK強襲のシュートを浴びせたユベントスは、アレックス・サンドロを見送った中、76分のジュリッチのゴール至近距離からのヘディングシュートをGKピンソーリオが再びファインセーブで救う。

終盤にかけては試合をコントロールしたユベントスは、ゼルビンが2枚のイエローカードをもらって退場となったモンツァにシャットアウト勝利。最終節を白星で飾り、暫定3位に浮上している。

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