横浜FM、敵地で5失点喰らいクラブ史上初ACL制覇ならず…アル・アインが21年ぶり2度目の優勝

AFCチャンピオンズリーグ決勝第2戦が25日に行われ、アル・アイン(UAE)と横浜F・マリノス(日本)が対戦した。

5月11日に横浜国際総合競技場で行われた決勝第1戦、横浜FMは先制を許す苦しいも植中朝日と渡辺皓太のゴールで2-1で逆転勝利を収めた。引き分け以上でクラブ史上初のACL優勝が決まる一戦に臨む。

主導権を握ったのはホームで巻き返しを図るアル・アイン、まずは開始8分に得意のカウンターを発動すると、ソフィアン・ラヒミが先制ゴールを決める。続く29分、ラヒミがエリア内で畠中槙之輔に倒され、オンフィールドレビューの結果、PKの判定が下る。このPKをカクが右隅に流し込み、アル・アインが2点目を奪った。対する横浜FMは40分、ヤン・マテウスが高い位置でボールを奪うと、切り返しからのシュートでゴールネットを揺らし、1点を返す。

反撃開始と行きたい横浜FMだったが、前半アディショナルタイムにまさかの事態が。GKポープ・ウィリアムが抜け出したラヒミを倒してしまい、決定的な得点機会の阻止でレッドカードが提示される。横浜FMは前線のエウベルを下げ、GK白坂楓馬を投入。残り時間を10人で戦うことになった。

後半に入り67分、攻勢を強めるアル・アインはエリア内で切り返したラヒミが左足で強烈なシュートを突き刺した。後半アディショナルタイム、GK白坂のクリアミスを見逃さなかったコジョ・フォ・ドー・ラバが無人のゴールに流し込む。さらにマティアス・パラシオスが放ったシュートをラバがコースを変えて5点目を挙げた。

試合は5-1で終了。2戦合計6-3でアル・アインがACLのタイトルを手にした。アル・アインは現行フォーマットの第1回大会となった2003年以来21年ぶり2度目の優勝。横浜FMは決勝第1戦のリードを生かせず、クラブ史上初、Jリーグ勢4クラブ目のACL制覇とはならなかった。

【スコア】
アル・アイン 5-1(2戦合計6-3) 横浜F・マリノス

【得点者】
1-0 8分 ソフィアン・ラヒミ(アル・アイン)
2-0 33分 カク(アル・アイン)
2-1 40分 ヤン・マテウス(横浜F・マリノス)
3-1 67分 ソフィアン・ラヒミ(アル・アイン)
4-1 90+1分 コジョ・フォ・ドー・ラバ(アル・アイン)
5-1 90+5分 コジョ・フォ・ドー・ラバ(アル・アイン)

【動画】敵地での激闘…横浜FMはアジア制覇ならず

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