「見ていて楽しかった。彼は手本」プレミア王者を沈めるV弾! マンU指揮官が19歳至宝を“誇示”。主将ブルーノも「本当に良い」

現地時間5月25日に開催されたFAカップの決勝で、マンチェスター・ユナイテッドは、宿敵のマンチェスター・シティとウェンブリーで対戦。2-1で制し、プレミアリーグとの2冠を阻むと同時に、昨季に同じ舞台で敗れたリベンジを果たした。

大仕事をやってのけ、賛辞の声を集めているのが、コビー・メイノーだ。19歳の至宝は1-0で迎えた39分、ブルーノ・フェルナンデスからペナルティエリア左でラストパスを受けると、冷静沈着なフィニッシュで鮮やかにネットを揺らしてみせた。

その後に1点差に詰め寄られたため、この貴重な追加点は決勝点ともなった。

英公共放送『BBC』によれば、エリク・テン・ハーフ監督は試合後のインタビューで「彼は見ていて本当に楽しかった。あの年齢でだ。彼は手本だよ。もっと試合に出てほしかったんだけど、プレシーズンで酷い怪我をしてしまったんだ」と発言。また、「メイノーはどこまでやれる?」と問われた際には、こう語った。

【動画】ブルーノが超絶アシスト!19歳メイノーの鮮やかな決勝弾
「冷静にならなければいけないと思う。ここイングランドでは、選手を高く評価しすぎて、1度や2度の悪いパフォーマンスで、彼らを打ちのめすなんてケースがよくあるからね」

さらにアシストした主将のB・フェルナンデスも「本当に良い選手で、クオリティが高い。フィニッシュの冷静さから分かるだろ? 彼はアカデミーを経て、世界最大の舞台で再びその力を発揮した」と大絶賛した。

アカデミー育ちの期待の星で、EUROに臨むイングランド代表の登録候補メンバーにも名を連ねるメイノー。さらなる進化を遂げ、いずれはユナイテッドと代表を背負って立つ存在となれるか。そのポテンシャルは十分だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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