専用スタジアム候補地、24年度内に選定 県サッカー協会、高岡で県民と意見交換

専用スタジアムについて意見を交わす参加者=ウイング・ウイング高岡

 富山県サッカー協会は、建設を目指す県内初のサッカー専用スタジアムについて、候補地や規模を盛り込んだ計画を本年度内に策定する。25日に高岡市のウイング・ウイング高岡で開かれた、県民と意見交換する第1回のワークショップで方針を示した。

 同協会は7月をめどに立地条件や機能を含めた基本方針をまとめ、詳細な計画作りに着手する。今後、県内各地でワークショップを開き、県民の多様な意見を計画に反映させる。

 25日は同協会サッカースタジアム建設特別委員会の遠藤忠洋副委員長が構想を説明し、商業施設などを備えた「多機能複合型」のスタジアムを目指していることを紹介した。

 参加者からは「通年で行事が開催できる施設にすべき」「立地を考える際は交通アクセスの良さを重視してほしい」といった意見が出た。候補地を巡り、高岡市での建設を希望する声が上がった一方、人口規模を考慮して富山市が妥当と主張する人もいた。

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