所ジョージ、スピードワゴン井戸田のハーレーを辛口評価 足回りに苦言「カッコ悪いだろ?」

ド派手なピンク色に染められたハーレーを、芸能界きってのバイクフリークはどう評価するのか?

“ハンバーグ師匠”ことスピードワゴン・井戸田潤が2024年5月24日、公式YouTubeチャンネルに公開した動画で、所ジョージの事務所兼秘密基地の「世田谷ベース」を訪問した。目的の一つは、自前のハーレーダビッドソンを見てもらうためにほかならない。

井戸田の愛機は、およそ450万円かけて改造し、10年以上乗り続けている「ハーレーダビッドソンFXDローライダー」。過去にテレビ朝日系バラエティ番組『アメトーーク!』の「バイク芸人」企画で取り上げられた際、メタリックピンクのボディカラーから「SLP(ソープランドピンク)号」と呼ばれて以来、その呼び名が定着している。

そんなSLP号を手押しで転がし「ヤバい! 緊張するね」と言いながら、井戸田は世田谷ベースの門をくぐる。すると、既に待ち構えていた所は「宅配の人は勝手に入って来ちゃダメ」と注意し、井戸田が近づくと「ああ、芸能人の人だ」といま気づいたふりをした。

その後、少々の雑談を挟んで本題へ。井戸田がSLP号を指して「どうですか? このバイク」と尋ねると、所は「僕は多分持たないと思う。このオートバイ」と答えた。好みに合わない理由はやはり、キラキラ輝く桃色の外装だ。所は「光沢が眩しい仕上げじゃん」といい、「どっちかと言うと、ウチのって全部『これ洗ったことあるんですか?』っていう仕上げじゃん。だから真逆だよね」と、“ヤレ感”を重視する自分の趣味とは合わないと説明した。

とはいえ「嫌じゃないよ、俺は」とも述べ、「井戸田君がこれに乗って楽しそうに暮らしているわけじゃん? それを含めてアリだよね」と語った。他人の嗜好を否定せずに尊重するあたり、“趣味の達人”らしいスマートさを感じさせる。この言葉に井戸田は「ありがとうございます!」「聞きました? 所さんのお墨付きのバイクになりました、今」とすっかり有頂天になるも、所は「お墨付きって言ってないよ(笑)」と苦笑いを浮かべた。さらに井戸田の勧めで、SLP号に跨った所は「操縦しやすそうだね」と評し、アップハンドルに手をかければ「手が上がってるほうがここ(脇の下)が気持ちいいかも」と分析していた。

ここまでの評価は上々だったのだが、タイヤをさすりながら「髭が生えてるじゃん!」とも。髭とはタイヤ表面に無数に生えるゴムの突起物「スピュー」のこと。これが放置されていることが許せないらしく、「タイヤとして正しくない。よくこんな鼻毛みたいなのが許せるね」「男の子で言ったら鼻毛が出てるみたいなもんだよ。せっかくピカピカなのに鼻毛出てたらカッコ悪いだろ?」と説き、スピューを指でつまんで抜いていた。

こうして髭に関してはダメだしされたものの、所のお墨付き(?)をもらったSLP号。自分の好みではないながらも、この奇抜なバイクを

”好き”という井戸田の気持ちに寄り添っていた所に対し、コメント欄には「所さんすげえな。立てるとこは立てるし、イジっても嫌味がないんだよね」「所さんの全部受け入れてくれるところ本当にかっこいい」「人間性の素晴らしさが一言一言に表れていらっしゃる」など、称賛の声が寄せられている。

(文=こじへい)

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