テニス女子日本代表監督の杉山愛さん、車いすテニスプレイヤーの三木拓也さん、プロ車いすテニスプレイヤーの小田凱人さんが『ボクらの時代』で鼎談。
車いすテニス界で輝かしい成績を積み上げている三木さんと小田さんが、テニス女子日本代表の監督を務めるレジェント・杉山さんと一緒に、テニスやプライベートの話を語りました。
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杉山愛「私はプロ向きじゃない…」
小田さんとプレーしたことがあるという杉山さん。
その勢いに圧倒されたといい「今までの常識を覆された」と、小田さんの“魅せるプレー”を絶賛する一方、自身のプレースタイルについての悩みを語りました。
杉山：
私は結構（プレー）が地味めで、華やかなものは何一つなく、パワーもない選手だったから、パワーテニスを見ると「うらやましい」と思う。
さらに杉山さんは、自身の性格についても意外な一面を告白。
杉山：
プロ向きじゃない。人前でプレーするのが全然ダメなの！本当に空回りするタイプで…。
数々の偉業を成し遂げた杉山さんの『人前で空回りする』というまさかの一面に、三木さんと小田さんからは驚きの声が。
杉山さんはそんな“緊張癖”を、ある方法で克服できたといいます。
杉山：
でもどうやったらこの緊張に勝てるか、いろいろな本を読みあさって『呼吸法』と『イメージ』にたどり着いた。
丹田（おへその下）を意識して、脳を実際に起きていることのようにリアルにイメージをして、呼吸をして。
「自分が良い感じで躍動感のある動きができて最高！」みたいな感じで。
それができるようになってきて、だいぶ大勢のお客さんの中でもプレーを楽しめるようになった。
杉山愛「引退直後に主人と出会い、40代で2度の出産」
杉山さんは2009年に現役を引退。
三木さんから引退後の生活について聞かれると、「引退して2週間後に主人と出会った」と明かしました。
杉山：
すぐにでも子供が欲しかったけど、なかなかできなくて…。
不妊治療も3年くらいして、40歳と46歳で出産した。
だから子供は8歳と2歳でまだ小さいの。
でもある意味、もう自分のことはやり遂げたから、次は家族のためだったり、今は監督業もやらせてもらっている。
親心みたいな感じで選手たちとも接していて、それもすごく良い経験をさせてもらっている。
（『ボクらの時代』 2024年5月26日放送より）
