WTTコンテンダー リオデジャネイロ2024<5月20~26日/ブラジル>
26日、女子シングルス準決勝で長﨑美柚(21=木下グループ/世界ランク37位)がシャン・シャオナ(41=ドイツ/同39位)をゲームカウント3-0で下して、決勝進出を果たした。
1回戦からすべてストレート勝ちと好調の長﨑。準決勝の相手は中国からドイツへ帰化したベテランのシャン・シャオナ。右ペン表ソフト速攻型という希少なプレースタイルで、過去の対戦は1勝1敗の五分となっている。
第1ゲームは、フォアドライブでのレシーブ、3球目バックドライブなどで積極的に攻めた長﨑がリード。相手の独特の球質に惑わされる様子もなく、ラリーでは丁寧に回転をかけて返球し、11-7でゲームを先取する。
第2ゲームもフォア前のストップとバック深くへのツッツキで相手を前後に揺さぶり長﨑が主導権を握る。相手の手堅いブロックに阻まれ終盤で追いつかれるが、3球目攻撃できっちりと攻め切り、13-11で競り合いを制す。
第3ゲームはフォア前のストップを狙い打たれてリードを許すが、粘り強い両ハンドドライブで食らいつくと8-8ではストレートにチキータレシーブを決めて逆転。
テクニシャンのシャンを相手に、サーブ・レシーブの引き出しの多さでも上回った長﨑が最後はバックハンドを決めて、今大会4試合連続となるストレート勝利をおさめた。
準決勝のもう1試合で早田ひな(23=日本生命/世界ランク5位)がB.タカハシ(23=ブラジル/同18位)に勝利すれば、決勝は長﨑vs早田の日本人対決となる。
<WTTコンテンダーリオデジャネイロ 女子シングルス準決勝>
長﨑美柚 3-0 シャン・シャオナ(ドイツ)
11-7/13-11/11-8