移籍発表への布石か エムバペがマドリード郊外に豪邸を購入と報じられる

写真:レアル・マドリード入りが確実視されているエムバペ ©Getty Images

2023-24シーズン限りでパリ・サンジェルマンを退団し、レアル・マドリードへの移籍実現が目前に迫るとされているフランス代表FWキリアン・エムバペが、マドリード郊外に豪邸を購入したようだ。スペイン『ラ・ラソン』電子版やイギリス『デイリーメール』電子版など、複数のメディアが伝えている。

『ラ・ラソン』紙によると、エムバペは当初、マドリード郊外の高級住宅街であるラ・フィンカ地区で邸宅を探していた。ラ・フィンカ地区には現在、イングランド代表MFジュード・ベリンガムが住んでおり、ポルトガル代表MFクリスティアーノ・ロナウドもいまだに不動産を所有しているという。

しかし、最終的には「より快適」という理由で、別の高級住宅街であり、レアル・マドリードのトレーニング施設があるバルデベバスまで車でわずか5分の距離にあるラ・モラレハ地区を選択。現地時間5月21日(火)に契約を結んだ豪邸は、1800万ユーロ(約30億6710万円)の物件だという。

また、報道ではこの豪邸の隣人たちも紹介されている。エンバペの邸宅の隣にはハリウッドスターのリチャード・ギアの邸宅があり、向かいにはパリ・サンジェルマンでともにプレーしていた元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスが所有する物件も。『ラ・ラソン』電子版はこの一角を「黄金の三角形」と称している。

ちなみに、『デイリーメール』電子版によると、元イングランド代表MFのデイヴィッド・ベッカム氏はレアル・マドリードに在籍していた頃、ラ・モラレハ地区に自宅を構えていた。ベッカムは2005年、同地区にある中古の不動産をあるフランス人夫婦から300万ポンド(約6億円)で購入し、35万ポンド(約7000万円)かけて改装。レアル・マドリードを離れた後もこの不動産を所有していたが、2015年に420万ポンド(約8億4000万円)でスペイン人起業家に売却したという。

マドリード郊外に自宅を購入したことで、いよいよレアル・マドリード移籍が秒読みに入ったと見られるエンバペ。本人は6月から7月にかけて行われるEURO 2024に出場する予定となっており、大会後に正式発表が行われると見られている。

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