「打ちに行く時に“間”を持てるようになった」笘篠賢治氏が語る広島・坂倉将吾の復調の兆しとは?

◆ 「ここから期待してもらっても良いと思いますね」

広島は25日、DeNAとの試合(横浜)に9-6と、今季最長の5時間16分の接戦を制し2連勝。坂倉将吾が2安打3打点と存在感を見せた。

6-6と同点で迎えた延長12回、一死二塁のチャンスで坂倉将吾がライトへの適時打を放ち勝ち越しに成功。さらには二俣翔一も適時打と3得点を奪いDeNAを突き放した。坂倉は試合開始前時点で打率.214と本調子とは言い難い成績だったが、この試合では決勝打を含む2安打3打点の活躍と復調の兆しを見せた。

決勝タイムリーを放った坂倉について、25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の笘篠賢治氏は「開幕直後は相当苦しんだ坂倉ですけど、以前は打ちに行く時の“トップの位置”が決まってなくて間が取れず、すぐに振り出してしまってたんですよ。なのでボール球に対してもバットが止まらなかったんですよ」と話すと、

続けて「ですが今は、だんだん“トップの位置”が深くなって、打ちに行く時に耳の後ろでバットが止まるくらい“間”を持てるようになっています。この“間”が持てるようになってきたのは復調の兆しと言っても良いと思うんですよ。坂倉が復調してくれるとさらに打線に厚みが出ますから、ここから期待してもらっても良いと思いますね」と今後の巻き返しに期待を込めた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

© 株式会社シーソーゲーム