「いつでも帰れる温かいふるさと」東京・パラリンピック金メダル木村敬一さんが思い込めるまち

パリ・パラリンピック出場を報告する競泳の木村敬一(滋賀県公館)

 今夏のパリ・パラリンピック日本代表に内定している競泳の木村敬一さん(33)=東京ガス、栗東市出身=が23日、滋賀県公館を訪れ、5大会連続となるパラ出場決定を大杉住子副知事らに報告した。「開幕が徐々に近づいている。気を引き締めて精いっぱいトレーニングを積み重ねたい」と力を込めた。

 2021年の東京パラでは、男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)で悲願の初優勝を飾った。木村は「金メダルを獲得したことで、これまでよりは心にゆとりを持って準備できている」と語る。

 パリに向け、フォームの改良にも取り組んでいる。「滋賀県の皆さんからも、たくさんの応援をいただいている。いつでも帰れる温かいふるさとがあるんだという気持ちとともに、パリで戦っていきたい」と意気込んだ。

 この日は栗東市役所も訪れ、パラ出場を報告した。

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