「采女ドンドコ」ミュージックビデオ初披露 福島県郡山市「郡山うねめまつり」のエンディングテーマ

初披露された「采女ドンドコ」のミュージックビデオの一場面

 福島県郡山市出身のクリエイティブディレクター箭内道彦さんが手掛ける「郡山うねめまつり」のエンディングテーマ「采女(うねめ)ドンドコ」のミュージックビデオ(MV)が25日、郡山市内で初披露された。箭内さんは市ゆかりの男性4人組ボーカルグループ「GRe4N BOYZ(グリーンボーイズ)」がラップで参加すると明らかにした。

 曲は約5分間。歌詞は「みなさんみでねでまざんねがい(皆さん見てないで混ざらないかい)」をコンセプトに、采女伝説で春姫がささげた愛や、うねめ太鼓のリズムなどを落とし込んだ。8月2、3の両日に郡山うねめまつりの「うねめ踊り流し」でフィナーレを飾る。

 高柳電設工業スペースパーク(市ふれあい科学館)で開かれたお披露目会では、郡山市出身の俳優西田敏行さんら制作参加者のメッセージも公開された。箭内さんは「みんなでもう1年頑張れる活力を交換し合い、愛し合いたい」と参加を呼び掛けた。

 西田さんが歌、俳優箭内夢菜さんとアーティスト成瀬瑛美さん(元でんぱ組.inc)が歌と踊り、郡山高卒のミュージシャン田島貴男さんがギターソロ、岩代国郡山うねめ太鼓保存会が和太鼓を担当した。サウンドプロデュースは市内出身のプロデューサー・DJ箭内健一さん、振り付けはドラマ「不適切にもほどがある!」のミュージカル部分を担当した振付師八反田リコさんが担った。

 市はMVと振り付け練習用動画をユーチューブの市公式チャンネルで配信している。

曲に込めた思いを語る箭内さん

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