慧日寺跡包む淡い光 紙灯籠でライトアップ、26日まで

淡い灯籠の明かりが慧日寺跡を照らす「月待ちの灯り」=25日午後7時25分、磐梯町

 福島県磐梯町の国指定史跡「慧日寺(えにちじ)跡」を千個の灯籠でライトアップするイベント「月待ちの灯(あか)り」が25日、現地で始まった。復元された金堂や中門を灯籠の明かりが囲み、幻想的な世界をつくり出している。入場無料。26日まで。

 史跡は高僧徳一(とくいつ)によって平安初期に創建され、仏教文化「仏都会津」の中心となった。イベントでは、切り絵をあしらった手作りの紙灯籠の淡い光が金堂や中門を包み、美しい光景を演出している。

 時間は午後6時半~同8時半。荒天中止。問い合わせは磐梯山慧日寺資料館(電話0242.73.3000)へ。

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