心躍る夜 福島市で山車祭り 石川県輪島の和太鼓団体出演

おはやしを響かせ、市街地をにぎやかに練り歩く山車

 ふくしま山車祭りは25日、福島県福島市の国道13号信夫通りで催された。福島、伊達、二本松の3市から集まった計15台の山車が市街地を練り歩き、県都の夜を熱気で包んだ。能登半島地震で被災した石川県輪島市の和太鼓団体が特別出演し、演奏を通じて復興へ力強く歩む決意を表現した。

 各団体が地元で受け継がれる伝統のおはやしを響かせ、威勢の良いかけ声とともに山車を引いた。日が落ちてちょうちんに明かりがともると、会場の盛り上がりは最高潮に達した。

 輪島市の「輪島・和太鼓 虎之介」と、福島市松川町の「愛宕陣太鼓連響風組」が特別出演した。特設ステージで息の合った演奏を披露し、花を添えた。

 祭りは福島市、福島商工会議所、福島民報社などでつくる実行委員会の主催。県太鼓連盟の特別協力、福島日産自動車の特別協賛、東日本高速道路(ネクスコ東日本)の協賛。

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