少数者が生きやすい社会を 盛岡中心部で「レインボーマーチ」

虹色の旗を振りながら盛岡市中心部をパレードする参加者

 社会的マイノリティー(少数者)の地位向上を目指すパレード「いわてレインボーマーチ」は25日、盛岡市中心部で行われ、当事者らがシンボルカラーの虹の旗を掲げて差別や偏見の解消、自分らしい生き方の尊重を訴えた。

 当事者らで構成する任意団体いわてレインボーマーチが主催し、県内外の約150人が参加。岩手公園を発着点に、笑顔で約2キロを行進した。

 盛岡家裁に戸籍上の性別を女性から男性に変更するよう申し立て、22日に認める決定が出た一関市の会社員大滝洸(ひかる)さん(27)も列に加わった。参加は8年ぶりで「胸を張って自分らしく生きられる岩手を目指すレインボーマーチと思いは同じ。(自身の事例を通して)少しでも当事者のことが伝わり、岩手に寄与することを願っている」と期待した。

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