平戸・森酒造場で「蔵開き」 新酒の試飲、楽しむ 長崎県内外の愛好者集う

限定酒などの試飲を楽しむ来場者=平戸市、森酒造場

 平戸市新町の酒造会社、森酒造場で25日、「蔵開き」が始まり、県内外から訪れた愛好者が新酒の試飲や利き酒などを楽しんだ。26日まで。
 同社は1895年創業。「HIRAN(飛鸞(ひらん))」ブランドを展開し、約10種類の酒を同酒造場や全国の特約店で販売している。
 会場では、搾りたて限定酒など8種類の試飲に来場者が列をつくった。たる酒のふるまいや、利き酒大会もにぎわった。専務兼杜氏(とうじ)の森雄太郎さん(34)は「今年は高温障害で米が溶けにくかったが、修正を重ねていい酒ができた」と満足げに話した。
 同市の度島(たくしま)から夫婦で訪れた女性(32)は「初めて来たが、いろんなお酒が一度に飲めてうれしい」と升を手に笑顔を見せた。
 会場近くでは軽食やスイーツなどを販売する業者・団体も出店した。蔵開きは26日午後3時まで。問い合わせは同社(電0950.23.3131)。

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