雨で先発が流れたカブス・今永 次の先発は現地29日の首位攻防戦

日本時間5月26日、カブスのクレイグ・カウンセル監督は、今永昇太の次回先発が現地29日(日本時間30日の木曜日)になると明かした。前日25日のカージナルス戦が雨天中止となり、カブスは今永を翌日にスライドさせることもできたが、ローテーションを1回飛ばすこととなった。『MLB.com』が報じている。

カブスは30歳の今永に対して、慎重な起用を続けている。カブスは今永のシーズンを通した投球回数を「170回程度」に留めたいとの考えのようだ。今回の雨天中止をそのイニング制限に上手く利用した形だ。カウンセル監督は「彼は異なるリーグ、異なる移動スケジュール、異なる文化に移行しようとしている。それは彼にとっては負担になる」と、長期的に見て有益な選択を取ったことをアピールした。

カウンセル監督は「彼(今永)は少し驚いたと思う」と語ったが、今永は先を見据えている。今永は通訳を介して「クレイグと私は長いシーズンになるだろうということについて話し合った。そして今年だけでなく、来年、再来年もある」とコメント。さらに「疲労はあまり感じていない。疲労とストレスは密接に関連しているように感じている。そして、カブスという組織、そしてチームメイトやスタッフの周りにいると、彼らがストレスレベルを下げるのに本当に役立ってくれていると思う。だからとても気分がいい」と、カブスの首脳陣やチームメイトを称賛した。

次回の今永の先発は、中地区首位のブリュワーズとの重要な首位攻防戦だ。さらに今永にとっては個人記録もかかった登板となる。今永の9先発を通しての防御率0.84は、既にキャリア最初の9先発におけるMLB記録を樹立(前の記録は1981年にドジャースでデビューしたフェルナンド・バレンズエラ)。次なる記録はキャリア最初の10先発における防御率のMLB記録である、1.19(1973年にエクスポズでデビューしたスティーブ・ロジャース)だ。仮に今永が次回登板で5から7回を投げ切るとすれば自責点2以下が達成の目安となる。

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