ルクレール、直前でエンジン交換もポール獲得、悲願の母国初優勝に近づく「今のフェラーリなら、今度こそ勝てる」

 2024年F1モナコGPの予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは今季初ポールポジション、カルロス・サインツは3番手を獲得した。ルクレールにとってキャリア24回目、モナコでは3回目のポールポジションに当たる。ルクレールは今までホームレースであるモナコGPで数々の不運に見舞われ、これまで優勝どころか表彰台すら獲得したことがない。

 なお、フェラーリは、FP3でルクレールのエンジンのセンサーに異常が見られたため、安全のためにFP3と予選の間にエンジン交換を行った。

2024年F1第8戦F1モナコGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 1番手(1分11秒369:ソフトタイヤ/26周)
予選 1番手(Q1=5番手1分11秒584:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分10秒825:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分10秒270:ソフトタイヤ)

 とてもハッピーだ。週末の初めから速さを発揮することができた。チーム全体がこのポールポジションに値すると心から思う。

 ここでトラックポジションがどれだけ重要かを理解している。一番前のグリッドからスタートできることで、最高のチャンスが与えられるんだ。

 ただ、過去の経験から、コース上で戦って優勝をつかむ必要があることは分かっている。でも今のところ僕たちは素晴らしい仕事をしていると思う。

 当然のことながら、ここに来てくれたすべての人達に感謝したい。彼らからのサポートを水曜から感じている。これから自分たちの仕事を完遂しなければならない。勝利を持ち帰るためにベストを尽くすよ。

(予選後にメディアに対して語り)予選がすべてではないことは分かっている。(ポールは)日曜のレースに役立つけれど、日曜にすべてをまとめる必要があるんだ。これまではそれができなかった。でも今の僕たちは強さを増している。明日は素晴らしい結果を出すことができると確信している。

 グリッドから良いスタートを切る必要がある。カルロスもスタートを成功させてターン1に僕のすぐ後ろで入っていければ、ワンツーになる。ワンツー体制を作れれば、チームとして戦うことができるだろう。それが完璧なシナリオだ。でも何が起ころうと、勝利を持ち帰る必要がある。

(予選前のエンジン交換について明かし)FP3でエンジンに問題があったため、予選直前になってエンジン交換を行った。とてもトリッキーな状況だった。幸い、週末への影響はなかったけどね。土壇場のエンジン交換によって、予選開始時は少し緊張したよ。

2024年F1第8戦F1モナコGP 予選1番手のシャルル・ルクレールと3番手のカルロス・サインツ(フェラーリ)

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 7番手(1分11秒979:ソフトタイヤ/26周)
予選 3番手(Q1=4番手1分11秒543:ソフトタイヤ/Q2=8番手1分11秒075:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分10秒518:ソフトタイヤ)

 初日の昨日は難しいスタートを切ったけれど、今日は順調に前進できたと感じている。フロントロウに並びたかったから、もちろん満足はしていない。それでも、明日には長いレースが控えており、良い戦いができるチャンスがある。

 ホームでポールポジションを獲得したシャルルにおめでとうと言いたい。明日はレースだ!

2024年F1第8戦F1モナコGP カルロス・サインツ(フェラーリ)

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