「淡路島まつり」は8月2~4日 5年ぶり花火大会が復活 練り踊りも従来規模で

5年前に夜空を彩った花火=洲本市、大浜海岸

 阿波おどりや打ち上げ花火で兵庫県洲本市街地の夏を盛り上げる「淡路島まつり」の開催日が、8月2~4日に決まった。新型コロナウイルスの影響で中止や縮小が続いていたが、いずれも5年ぶりに、阿波おどりは道路を通行止めにして練り踊る形で再開し、最終日は花火大会が復活して夜空を彩る。(荻野俊太郎)

 まつりは、阿波おどりやダンスで盛り上げる「おどり大会」と、大浜海岸での花火大会が目玉。2019年までは洲本商工会議所が中心となって開き、島外からも多くの人が訪れる催しとして定着してきた。

 しかし、新型コロナの感染拡大で、20、21年は中止に。22年は市などでつくる実行委員会が市文化体育館で代替イベントを開き、23年も実行委主催での縮小開催にとどまった。

 新型コロナは昨年5月、感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ5類に移行。それを受け、実行委は今年、従来形での開催を決めた。

 おどり大会は8月2、3日の午後6時から。洲本市・本町8丁目商店街から市街地のアーケードを東進した後、同市本町の堀端筋を北上し、洲本市役所南の市道へと進む従来とほぼ同じのルートで練り踊る。

 花火大会は4日午後8時から30分間を予定し、19年までの約40分間からは短縮する。以前は洲本港南西の市道を通行止めにし、観覧場所を設けていたが、今年は設けない。市商工観光課は「時間が短い分、魅力を凝縮した」とする。

 また、公道の通行規制を少なくするため、路上での露店出店は取りやめた。露店は2、3日は、洲本市役所隣にあるすもと公設市場跡地の多目的広場に、4日は大浜海岸そばの大浜公園にそれぞれ並ぶ。

 本番に向け、同課はおどり大会の出演団体と露店の出店者を募集する予定。

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