広島カープにある “秘密兵器” が加わったという情報を得て、取材に行ってきました。
なにやら、いつもと違う雰囲気の室内練習場…。これが、最新型投球マシン「i Pitch」です。
今回、導入されたマシンは、投手の腕の高さやボールの球速・回転数などのデータを入力すると、高い精度で実際の投手のピッチングを再現できます。
この日は、カープ打線が苦手としている阪神・村上頌樹 投手の投球を再現―。カットボール、独特の軌道のスローカーブ…、あの村上投手の変化球がマシンから繰り出されて、その高い再現性に選手たちも驚きの声を上げます。
広島カープ 飯田哲矢 アナリスト
「これから交流戦もありますし、初対戦のピッチャー（攻略）に見てもらうところであれば、すごく力になってくれる機械じゃないかなと思っています。メジャーリーグから始まって、こういう機械が日本にやってきて、優勝するためにできることっていうのを詰めていきたいと思っています」
午後からは 新井貴浩 監督もマシンの視察へ―。実際に打席にも立ち、ボールの軌道を生で確かめていました。
広島カープ 新井貴浩 監督
「間違いなく打者陣にとってはすごくありがたいマシンになると思います。準備するのもそうですし、そのあと、反省するのに打つのもいいと思いますし。こうして球団が現場をサポートしてくれているので、フルに活用したいと思います」
来週から始まる交流戦へ向け、カープは新しい投球マシンとともに、攻撃力アップでさらなる快進撃を狙います。
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伊東平 アナウンサー
かなりの再現度だそうで、一度、そのピッチャーを相手に打席に立ったことのある選手は「おおっ！」と感嘆の声を上げていました。これからセ・パ交流戦で未知の投手との対戦も増えてくるわけですから、このマシンがカープを導いてくれるかもしれません。
青山高治 キャスター
だから、あのピッチャーのあの球っていうのが再現できるわけですね？
コメンテーター 木村雅俊 さん
（中国新聞社 編集委員室 特別委員）
なんか回転数を入れると、そういうふうに設定して出てくるらしいんです。2軍の方にももう1台行ったと聞いたので、カープは、これを2台、設備投資。下からもどんどん上がってくるかもしれないですね。
青山高治 キャスター
設定でいろいろできると？
伊東平 アナウンサー
かなり細かい設定ができるということですので。これまで苦しんできた、あの難敵を、これで打ち崩しましょう、これから。
青山高治 キャスター
レジェンドの “ハマの大魔神” のフォークとか、そういうのもできるんですか？
伊東平 アナウンサー
そのデータがあれば、できるってことですね。
