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WWE新エースの〝アメリカン・ナイトメア〟コーディ・ローデス(38)が、25日(日本時間26日)のPLE「キング&クイーン・オブ・ザ・リング」(サウジアラビア・ジッダ)で、米人気ユーチューバーのローガン・ポール(29)を大激闘の末に破り、統一WWE王座防衛に成功した。
4月の祭典「レッスルマニア40」で、超長期政権を築いていたローマン・レインズから同王座を奪取。WWE新時代のエースは、4日のPLE「バックラッシュ」(フランス)でAJスタイルズと名勝負を繰り広げて撃破した。わずか3週間後のサウジ決戦では、登録者数2350万人の人気ユーチューバーで、US王者でもあるローガンの挑戦を受けた。
コーディは当初、グランドスラムを目指しローガンにUS王座もかけることを要求したが、お騒がせユーチューバーは弁護士同伴でこれを拒否。試合前こそドタバタはあったものの、ゴングが鳴ると両者はスピーディーな攻防を展開。ローガンはコーディのボディーに狙いを定め、強烈なパンチを打ち込んだ。
さらに、観客席最前列にいた自身の飲料ブランド「PRIME」のスタッフからブラスナックルを受け取り、右拳に装着。場外で突進してきたコーディにボディブローをぶち込んだ。コーディは凶器攻撃にもん絶。リングに戻ると、バイオニックエルボー、コーディカッターの猛攻に出たが、3カウントを奪えない。
場外の実況席上でもコーディカッターを決めて、ローガンをKO。レフェリーは場外カウントを「9」までコールしたところで、リング内の王者は「ノーカウントだ!」と、何とカウントをストップさせた。リングアウト勝ちではなく、3カウントで完全決着したいというのだ。ところがこれがあだとなり、ローガンの反撃にあう。場外のアラビア語実況席に寝かされ、すさまじい高さのフロッグスプラッシュを浴びて、テーブル葬に処されてしまった。
リング内でとどめのフロッグスプラッシュは何とかカウント2で返したものの、レフェリーがコーナーで2人から誤爆を受けてダウン。ここでローガンは急所打ちから再びメリケンサックを手にするも、地元サウジの人気俳優兼コメディアンで、この試合でリングアナを務めたイブラヒム・アル・ハッジャージュ氏が場外からローガンの足を引っ張って阻止した。
イブラヒム氏はローガンに蹴り飛ばされたものの、まさかのアシストを得たコーディは、ローガンの凶器の拳をキャッチしてから、必殺のクロスローズ3連発。見事に決まって、人気ユーチューバーを葬った。
コーディは試合後、Xを更新。マーベル・コミックのヒーロー「キャプテン・アメリカ」の動画とともに「クルーにとって特別な夜だった。みなさん、ありがとう。娘たちの元へ帰れる」とポスト。フランスに続き、中東の地での王座防衛に達成感を漂わせた。
この日の「キング&クイーン・オブ・ザ・リング」は「ABEMA」にて無料生中継された。