カージナルスがカブスとのシーソーゲーム制す ヌートバー3安打

【カブス6-7カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

日本時間5月26日、カージナルスがシーソーゲームを制して、カブスを7対4で破った。3対3の同点で迎えた7回、カブスは8番パトリック・ウィズダムのタイムリー二塁打で1点を勝ち越し。そのまま逃げ切りを図りたかったが、4番手マーク・ライターJr.が誤算で、8回裏にまさかの4失点を喫した。カージナルスは9回表に守護神ライアン・ヘルスリーをすかさず投入し、ヘルスリーは2点を失ったものの試合をクローズ。7対6の接戦はカージナルスに軍配が上がった。

カブス先発ジェイムソン・タイオンは5.2回を3失点、カージナルス先発マイルズ・マイコラスは6回3失点と両ベテランは堅実なゲームメイクを見せ、試合はブルペンに委ねられた。カブスはカージナルスの2番手アンドリュー・キットレッジから7回に1点を勝ち越し。しかし、シーズンここまで防御率0.90と抜群の安定感を誇っていたセットアッパーのライターJr.に、カージナルス打線が襲いかかった。二死1・2塁のチャンスから38歳のベテラン、マット・カーペンターが代打で登場し、ライトにタイムリー安打を放つ。ライトの鈴木誠也は鋭いバックホームを返したが、走者は巧みにスライディングで同点のホームに触れた。その後も1番ブレンダン・ドノバンがタイムリー、2番ラーズ・ヌートバーが三塁打を放ってリードを7対4に広げた。

最終回にカブス打線はカージナルスの剛腕クローザー、ヘルスリーを攻め立て、3番コディ・ベリンジャーのタイムリーなどで2点を奪ったが反撃もここまで。中地区首位ブリュワーズとの差は3.5ゲームに広がり、3位カージナルスへのリードは2ゲームに縮まってしまった。

共に「2番・右翼」でスタメン出場したカージナルスのヌートバーとカブスの鈴木誠也だったが、終盤の打席で明暗が分かれた。ヌートバーが8回の第5打席で大きな追加点をもたらす三塁打を放った一方、鈴木は9回裏一死1・2塁で2点差のチャンスで大きなセンターフライに倒れた。打球速度約166キロと鋭い打球だったが、惜しくもスタンドには届かず、チームの反撃も及ばなかった。ヌートバーは5打数3安打の活躍で、打率を.227、OPSを.747まで回復させた。鈴木は5打数1安打に終わり、打率.250・OPS.718となっている。

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