【台風情報】台風1号発生!週明けは東海と西日本で警報級の大雨のおそれ!気になる進路は?

「台風1号」の発生は過去7番目の遅さに

先ほど午前9時に台風1号がフィリピンで発生しました。台風の号数は年が明け1月1日以降、発生した順で1号、2号…とカウントされますが、過去7番目に遅い1号の発生(台風の統計が始まった1951年以降、7月に3例、6月に3例)となっています。
そらくらでは、台風の知識をまとめていますので、雨の季節を前に用語を確認しておきましょう。
https://sorakura.jp/20230917201-2/

予報円の一部は関東に掛かる!今後の進路に注目

このあとは、進路をゆっくりと北東へ変え、28日(火)は暴風域を伴い、29日(水)には沖縄県の南大東島近海に達するでしょう。その後の進路は、予報円が大きく、まだ定まっていないものの、5日後の予報円は関東にも一部掛かっている状態です。

予報円とは「台風の中心が70%の確立で入ると予想される領域」となっています。台風1号は、予報円の一番北側のコースを通ると、関東をはじめ、太平洋側も荒天となるおそれもあります。比較的コンパクトな台風のため、接近すると急激に雨や風が強まる可能性がありますので、今後も最新の情報に注意が必要です。

台風から離れていても大雨に

台風の北上に合わせて、本州付近は前線が停滞し、暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動を活発化させそうです。
28日(火)頃は、東海から西日本では警報級の大雨となる可能性があります。台風の進路や大きさによっては、風も強まり、荒れた天気になるおそれがあります。最新の情報で確認するとともに、早めの備えを行ないましょう。今日日曜日は、ご家族で非常用持ち出し袋はチェックリストを参考に中身を見直し、ハザードマップでは避難所へのルートを確認するなど、対策を検討してください。

<そらくらの関連ページ>
・「もしも」に備えるため大雨の用語を確認
https://sorakura.jp/moshimo-bousai/

・雨の降り方の強さと体感について気象予報士が解説
https://sorakura.jp/20230518201/

・風の強さと体感についても気象予報士が解説
https://sorakura.jp/20230926201/

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