JR東の「JRE BANK」おトクに使うには?切符が"4割引き"の特典も!《識者が解説》

5月9日に、JR東日本の銀行サービス「JRE BANK」が開始しました。

「JRE BANK」の仕組みとは?

全く新しい銀行ではなく、銀行サービスは楽天銀行が、それ以外のサービスはビューカードが提供する仕組みです。

従って、「JRE BANK」と言う銀行そのものは存在せず、楽天銀行の「JREはやぶさ支店」「JREとき支店」「JREこまち支店」のように専用支店が追加されている仕組みです。

このようなサービス形態を「BaaS(Banking as a Service)」と呼び、JRE BANK以外にも、JAL NEOBANK、京王NEOBANKなどが存在します。

銀行側としては預金残高や住宅ローン契約が増えたりしますし、事業者側はサービス向上による顧客の囲い込みや、手数料収入などを期待できます。

通常、同じ銀行で複数口座を保有することは難しくなっていますが、BaaSの場合は既に口座を保有していても、専用支店を申し込む事ができます。例えば、既に楽天銀行の口座を保有していても、別途JRE BANKの申し込みは可能です。

ビューカード利用が重要

JRE BANKをおトクに利用するにはクレカの「ビューカード」が必要です。

JRE BANKのおトクな特典を利用するには、ビューカードを引落口座に設定し、引落があるときに利用できるため、ビューカードもセットで利用しましょう。

ビューカードを持っておらず、新たに作る場合のおすすめは「ビックカメラSuicaカード」です。年会費は初年度無料、2年目以降は524円(税込み)ですが、年1回の利用があれば無料となるため、実質無料です。

完全無料のビューカードとしては「ビュー・スイカ」リボカードがありますが、こちらはリボ専用のためおすすめしません。また、イオンSuicaカードも年会費無料のビューカードですが、こちらはいわゆるType II(iiマーク)のビューカードとなり、今回のJRE BANKとセットで利用しておトクになるカードではありませんので注意してください。

具体的にはどんな特典が?

JRE BANKには「JRE BANKプラス」というサービスがあります。JRE BANKプラスとは、JRE BANKとJRE POINTを連携するだけで利用でき、連携後は銀行取引でJRE POINTがたまるなどのおトクな特典を利用できるため、必ずエントリーしておきましょう。

JRE BANKの口座残高などでステージが変わり、ステージに応じた特典を利用できます。口座残高が300万円以上などの場合、他行宛振り込み手数料無料回数が1か月3回、提携ATM手数料無料回数が1か月7回、給与などの受取や口座振替でJRE POINTを3ポイント獲得できます。

なお、JR東日本駅にある「VIEW ALTTE」の場合、入出金手数料はどのステージでも何度でも無料です。

最もおトクな特典は、「JRE BANK優待割引券(4割引)」です。えきねっとから新幹線などを予約するときに利用でき、4割引きとなります。なお、グランクラスやプレミアムグリーンなどは運賃のみが4割引きです。

「JRE BANK優待割引券(4割引)」を獲得できる条件は、2024年度の場合、8月と12月の各25日の判定日で、資産残高が50万円以上でビューカードの代金支払いをJRE BANKでしていると1枚、300万円以上の場合は2枚獲得できます。

また、給与等の受取をしている場合は50万円以上で+2枚、300万円以上で+3枚となり、最大年10枚の優待割引券を獲得できます。

なお、16歳~24歳の場合は、資産残高20万円以上で1枚獲得できる特典もあります。

他にもたくさんの特典が付帯しますが、JR東日本の新幹線などを利用する旅行を予定している場合はJRE BANKを申し込むのも良いでしょう。

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