「耐え難い幕切れ」 横浜FMのACL準優勝に海外言及「アジア最大の成功をまだ味わってない」

ACL優勝にあと一歩まで迫った横浜FM【写真:ロイター】

横浜FMはアル・アインに2戦合計スコア3-6で敗戦

J1横浜F・マリノスは現地時間5月25日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦でUAEのアル・アインと対戦し、1-5で敗戦。2戦合計スコア3-6と逆転され、同大会初制覇は叶わなかった。海外メディアは「マリノスにとっては耐え難い幕切れ」と結果を報じている。

横浜FMはホームでの決勝第1戦を2-1で勝利しており、引き分けでも優勝が決まる展開だったが、前半8分に失点してアドバンテージを早々に失うと、同33分にはPKで勝ち越しを許した。同40分FWヤン・マテウスのゴールで再び追い付くも、前半終了間際にはペナルティーエリア外に飛び出して相手選手を倒したGKポープ・ウィリアムが退場処分となった。

数的不利も背負ったなかで、後半23分には先制ゴールのFWソフィアン・ラヒミにこの日2点目を決められてしまう。そして、アディショナルタイムにはさらに2失点。終わってみれば2戦合計スコア3-6の大敗で、ACL初制覇は叶わなかった。

スポーツ専門テレビ局「ESPN」オーストラリア版は「自信に満ちたソフィアン・ラヒミがエルナン・クレスポ率いるアル・アインにACLの栄光をもたらす」とエースの活躍で2度目の優勝を果たしたアル・アインを称えた一方で、準優勝に終わった横浜FMについては次のように伝えていた。

「初の大陸王者を含め、多くのことが約束されていたはずのマリノスにとっては耐え難い幕切れとなった。5度のJリーグタイトルを獲得するなど、この大陸で最も有名なクラブであるにもかかわらず、マリノスはアジアサッカー最大の成功をまだ味わっていない。アル・アインはこれで2度目の優勝だ」

今季からチームを率いるハリー・キューウェル監督の下でタイトルにあと一歩に迫った横浜FMだったが、大一番で痛恨の敗戦となった。(FOOTBALL ZONE編集部)

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