立場激変の鎌田大地は残留の可能性。一方でライバル達は相次ぎ退団か。10番に続いて指揮官と“緊張”の仏代表も...

昨夏にラツィオに加入した鎌田大地は、マウリツィオ・サッリ監督の下で満足な出場時間をもらえず、1年での退団が確実視されていた。

しかし、退任したそのサッリの後を受けたイゴール・トゥドール監督によって、立場が激変。主力に抜擢されると、攻守に躍動し、見違えるようなパフォーマンスを発揮している。

小さくない残留の可能性も出てきたなか、ライバルたちは退団に向かうかもしれない。

サッリ体制では“王様”だった10番のルイス・アルベルトは先日、契約が2027年まで残っているにもかかわらず、いきなり退団宣言をして物議を醸した。

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ラツィオの専門メディア『La Lazio Siamo Noi』の報道によると、カタールのアル・ドゥハイルが移籍金1500万ユーロでオファー。スペイン人選手は、移籍に前向きだという。

また、ラツィオの専門メディア『LAZIONEWS24.COM』は、前政権で日本代表MFとポジションを争ったフランス代表のマテオ・ゲンドゥジにも「チームを去る可能性がある」と伝えている。

「『Leggo』が報じているように、(ゲンドゥジは)トゥドールとの緊張関係がよく知られているが、ラツィオの3000万ユーロの要求に怯えて、獲得に名乗りを上げるクラブはまだない。クラブは、フェリペ・アンデルソン、そしておそらくルイス・アルベルトに続くチームの重要な一員を失うことを避け、監督と選手の間の平穏を望んでいる」

政権交代で立場がよくなる選手がいれば、当然、悪くなる選手もいる。後者が新天地を求めるのは自然な流れと言えるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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