福井県勢、陸上の伊藤竜也と川上秀太がパリ・パラリンピック代表に正式内定 ともに初出場

伊藤竜也
川上秀太

 日本パラ陸上競技連盟は26日、パリ・パラリンピック代表内定選手16人を発表し、福井県勢は車いすT52クラス男子400メートルの伊藤竜也(福井市、新日本工業)と、視覚障害T13クラス男子100メートルの川上秀太(同、アスピカ)が選ばれた。ともにパラリンピック初出場となる。

 世界選手権の各個人種目で昨年7月に開かれたパリ大会で4位以内、今月25日に閉幕した神戸大会で2位以内に入り、日本の出場枠を獲得した選手が代表選考基準を満たして内定した。連盟は7月上旬に第2次内定選手を発表し、出場種目も正式に決まる。

⇒川上秀太、パラ陸上世界選手権で自らのアジア記録更新して銀メダル

 伊藤は世界選手権男子400メートルでパリ、神戸と2大会連続で銅メダルを獲得した。100メートルでもそれぞれ6位、5位に入り、昨年10月の中国・杭州アジア大会では自身の大会記録を上回る17秒41で2連覇した。

 川上は、神戸大会男子100メートル決勝で、10秒70をマークして銀メダル。自らが昨年6月に出したアジア記録を更新した。

 パラリンピックの陸上種目で福井県勢が代表に選ばれるのは、女子マラソン(視覚障害)でリオデジャネイロ(2016年)、東京(21年)と2大会連続出場した西島美保子さん=福井市=に続き、3大会連続。

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