立花孝志氏、都知事選で“じゃない方”の石丸氏をサポート「多くの人が名前を覚えていない」安芸高田市長選出馬も

政治団体・NHKから国民を守る党の立花孝志氏(56)が24日、国会内での定例会見で、東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に政治団体「石丸幸人(ゆきと)党」から出馬予定の医師、弁護士の石丸幸人氏(51)をサポートするとした。

石丸幸人氏は弁護士法人「アディーレ法律事務所」の創業者。N党は現時点で、都知事選に公認候補予定者15人を擁立予定で、立花氏は「私のハンドリング、一緒にやっていただける方が30人集まっていただける」と、選挙活動をサポートする石丸幸人氏らを含めた30人規模で都知事選に臨む。

立花氏は「立候補する人の名前と政治団体を全く同じにするというのは、国会議員の選挙としてはダメですけど、地方選挙はOK。有効性の高い戦略」と述べた。

都知事選をめぐっては、広島県安芸高田市長を6月9日で辞職する石丸伸二氏(41)が立候補を表明し、話題になっている。

立花氏は「たぶん、皆さんも(下の名前を)覚えていない。多くの有権者が分からないと思う。40、50人くらい候補者が並ぶと『石丸』と思って書く人がいる。安芸高田市の石丸さんと、お医者さんで弁護士の石丸さんが切磋琢磨していく」と期待した。

石丸幸人氏は23日、都庁での出馬会見で「安芸高田市長選へも出させていただこうとも考えていたが、どちらかにしか出られないことが発覚した。安芸高田市長選の方に出させていただく可能性がある」と説明。当初、都知事選後に安芸高田市長選に出馬意向だったが、石丸伸二氏の任期途中の辞職で同市長選が早まり“連闘”ができないとした。

立花氏は「市長選が、(石丸伸二氏が)辞任したことによって3週間前倒しになった。安芸高田市の方に出て欲しいっていう世論が高まるようであれば、そちらに出るということ。最終的には、石丸(幸人)さんご自身が判断する」と、最終決断をゆだねた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

© 株式会社神戸新聞社