京都市上京区の住宅密集地で火災 民家住人の男性が病院に搬送

火災現場で消火活動にあたる消防隊員ら(26日午後4時51分、京都市上京区大宮通下長者町上ル)

 26日午後4時15分ごろ、京都市上京区大宮通下長者町上ルの男性(73)方から出火、木造2階建て延べ約百平方メートルが全焼した。隣接する木造2階建ての家屋2棟が全半焼した。男性は病院に搬送されたが命に別条はない、という。

 京都府警上京署によると、男性は出火時、屋内にいたが自力で逃げた。1階の居間から出火したとみられるという。

 近くの女性は「焦げくさいにおいがするので外に出たらすごい火と煙が出ていた」と話した。男性宅の隣の家に住むという女性(51)は「道も狭く古い家が多いので心配だった。まさか、こんなことになるとは」と驚いていた。現場は京都御苑から西約1キロの住宅密集地。

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