パリ・パラ、陸上日本代表に16人内定 メダル「史上最多」の世界選手権、強化委員長「連日の応援が後押しに」

パリ・パラリンピックに向けて団結する選手たちを囲む日本パラ陸連の増田明美会長(左端)と宍戸英樹強化委員長=ANAクラウンプラザホテル神戸

 日本パラ陸上競技連盟は26日、神戸市須磨区のユニバー記念競技場で25日まで行われた世界選手権などの結果を受け、パリ・パラリンピックの日本代表を発表した。男子円盤投げ(脳性まひF37)で兵庫県西宮市出身の新保大和(アシックス)ら16人が内定した。

 神戸市内で開かれた会見では、宍戸英樹強化委員長が「史上最多」となる21個のメダルを獲得した世界選手権を総括。「連日の応援が後押しになった」と約8万人の来場に感謝した。

 これまでは2011年のクライストチャーチ(ニュージーランド)大会が最も多く、今回は種目外だったマラソンを除くと神戸大会が上回った。

 一方で金メダルなしに終わり、宍戸委員長は夏のパリ・パラに向けて「メダル獲得のポテンシャルが高い選手にさらに力を集中するやり方にする」と強化体制の見直しを口にした。(有島弘記)

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