広島土砂災害「伝承館」で防災講演会 技術進歩で線状降水帯予測も徐々に進化

10年前の8月に広島市で起きた土砂災害の教訓を語り継ごうと、梅雨を前に防災講演会が開かれました。

講演会は、広島市安佐南区八木の豪雨災害伝承館で開かれました。広島地方気象台長が、線状降水帯による集中豪雨で甚大な土石流の被害をもたらした2014年8月の広島土砂災害について説明しました。解明されていない点が多い線状降水帯は、観測の強化やスーパーコンピュータの導入で、より早く詳細なエリアで予測できるように努めていきたいと話しました。

広島地方気象台 徳廣貴之 台長
「技術向上に基づいて、いかに適時、適切な情報を出していくか、予測していくかというのが、やはり我々気象台として重要な役割だと思っております」

豪雨災害伝承館では、今後も防災に関する講演会を予定しています。

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