国史跡「紫香楽宮跡」でラベンダー収穫体験会

甲賀市の国史跡「紫香楽宮跡」で26日、立命館大学の学生らが、地域活性化のために植えたラベンダーの収穫体験会を行い、家族連れらでにぎわいました。

立命館大学の学生や地域住民が「紫」と「香り」をキーワードに、獣害にも強いラベンダーを約3000平方メートルに1400株を植えて育ててきました。本格的な収穫は初めてで、体験会では、このうち開花している一部の摘み取りが行われました。訪れた家族連れや「天平衣装」姿の学生たちは、ラベンダーを手作業で丁寧に摘み取り、記念撮影するなどしていました。

「天平衣装」の無料貸し出しやラベンダーをイメージしたかき氷の振る舞いも人気で、来場者は風に揺れる紫の花と共に楽しんでいました。今後、ラベンダーを乾燥させて「ラベンダースティック」にしたり、オイルを抽出したりして特産品の開発を目指していくということです。

© びわ湖放送