RBコンビ、ミクソンとピアースは“ワンツーパンチだ”とテキサンズHCライアンズ

ヒューストン・テキサンズのデイミオン・ピアース【NFL】

ヒューストン・テキサンズはワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスとランニングバック(RB)ジョー・ミクソンをトレードで、ラインバッカー(LB)ダニエル・ハンターをフリーエージェント(FA)で獲得しており、オフシーズン中に歴史的な取引を成功させた。テキサンズのヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズはミクソンが加入したにもかかわらず、RBデイミオン・ピアースが“とても生産的な”シーズンを送ることを期待している。

『The Houston Chronicle(ザ・ヒューストン・クロニクル)によれば、ライアンズHCは今週、次のように述べたという。「このオフシーズンに見たデイミオンは、本当に仕事に打ち込んでいた。練習中もデイミオンの頭の中はクリアで、それが彼にとって非常に生産的なシーズンをもたらすと確信している。彼はわれわれにとって優れたランニングバックになるためのすべてを持っていて、彼とジョーのワンツーパンチはチーム全体にとってとても有益だと思う」

2023年、ピアースは攻撃コーディネーター(OC)ボビー・スロウィクの下で苦戦を強いられた。ピアースはシーズンの最初の7試合に先発出場したが、その後、足首のケガで3試合を欠場。復帰した際にはRBデビン・シングルテリーが台頭し、シーズン残りの試合で先発の座を維持したため、ピアースは先発から外れていた。

2年目のシーズンとなった昨年、14試合に出場したピアースはキャリー145回で416ランヤード、タッチダウン2回をマーク。

ライアンズHCはミクソンのプレースタイルがテキサンズにうまくフィットすることを期待している。シングルテリーがフリーエージェントでニューヨーク・ジャイアンツに移籍したため、ミクソンのようなベテランを加えることは理にかなっている。ミクソンは昨シーズンにシンシナティ・ベンガルズで1,000ランヤード以上を記録しており、ライアンズHCはピアースがミクソンと絶妙なコンビを組むランニングバックになると見込んでいる。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、2021年以降、ミクソンはタッチダウン29回をマークしており、この数字はこの期間のランニングバックの中で3番目に多いとのこと。

スロウィックOCの指揮下で2年目のシーズンを迎えるピアースのレップス数がトレーニングキャンプに向けて増えることを、テキサンズは期待している。OTA(チーム合同練習)は5月末に終了し、ライアンズHCはピアースが2024年シーズンに向けてミクソンとダイナミックな “ワンツーパンチ”を生み出せると信じているのだ。

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