書店内のカフェで本の試し読みしている人がコーヒーをこぼし、本を汚してしまったところを見ました。この場合、本の代金を弁償しなければならないのでしょうか?

書店に併設されているカフェとは?

昨今、書店にカフェが併設されているブックカフェが増えています。カフェに本を持参して読書するのは一般的ですが、ブックカフェでは書店で販売されている本を試し読みという形で購入前に読むことができます。加えて、読書しながらドリンクや食事を楽しめる点も特徴の1つです。
書店の形態は新刊書店や古本屋などさまざまで、中には書籍の販売をしておらず閲覧のみのブックカフェもあります。

近年は大手の書店も参入しており、大型施設から小規模の個人経営店までさまざまです。圧倒的な書籍数を誇る洗練された雰囲気の大型施設も魅力的ですが、オーナーのセンスが光る個人経営のブックカフェも魅力があります。

読書はもちろん、勉強やワークスペースとして利用する人も増えており、新たな癒しの空間としてブックカフェは高い人気を得ています。

ブックカフェのメリット

普通のカフェで読書するのとは違う、ブックカフェならではのメリットがたくさんあります。以下にブックカフェのメリットをまとめました。

__●気兼ねなく試し読みができる
●コーヒー1杯ほどの価格で自由に読書ができる
●空き時間を過ごすのに最適
●ワーキングスペースとしても使用可能
●間接照明やソファなど、読書に集中できる空間が整っている__

コーヒー1杯の価格で、気になる書籍を気兼ねなく試し読みできる点がブックカフェの最大の魅力でしょう。一般的な書店だと試し読みはマナー違反であり、禁止している書店がほとんどです。ブックカフェは読書に特化した空間作りがされています。自宅以外で落ち着いて読書するには、最適の空間であると言えるでしょう。

また、待ち合わせ前の空き時間など、暇な時間を過ごせる場所としてもブックカフェは魅力的だと考えられます。

ブックカフェで本にコーヒーをこぼしてしまったら弁償は必要?

結論からいえば、お店のルール次第になると考えられます。

汚損の瞬間を発見するのは状況的にも難しい場合が多いです。もし自分がコーヒーをこぼすなどして汚してしまった場合は、黙って返却せずにきちんと自己申告しましょう。

汚損してしまった場合の対応はお店次第だが、基本的に弁償が必要

弁償の必要性はお店次第です。他人の汚損を指摘するのは勇気が要りますが、少なくとも自分が汚してしまった場合には黙って返却などはせずに自己申告しましょう。利用者1人ひとりがマナーやモラルを守って利用していくことが大切です。

ブックカフェには、普通の書店やカフェにはない魅力が満載です。ぜひこの機会に、足を運んでみてください。ちょっとした空き時間の暇つぶしやワークスペースなど、読書以外の使い方もおすすめです。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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