開通5周年の潮風トレイルで記念ウォーク

蕪島海浜公園周辺を歩く参加者たち

 青森県八戸市から福島県相馬市までの太平洋沿岸をつなぐ全長1025キロの「みちのく潮風トレイル」が6月に全線開通5周年を迎えることを記念し26日、八戸市でウオーキングイベント(環境省と実行委員会主催)が行われた。約5キロ、約8キロの2コースに県内外から計404人が参加し晴天の下、蕪島や種差海岸付近を巡り景色を楽しんだ。

 みちのく潮風トレイルは同省が東日本大震災の復興支援の一環として設定した長距離自然歩道。青森県の八戸市、階上町など4県29市町村にまたがる道をつなぎ、2019年6月に全区間が開通した。

 約5キロのコースは葦毛崎展望台、約8キロのコースは蕪島海浜公園をそれぞれスタートし、淀の松原などを通ってゴールの種差海岸インフォメーションセンターを目指した。タレントの王林さん、フリーアナウンサーの藤井貴彦さんがゲストで参加し、コースの一部を歩くなどしてイベントを盛り上げた。

 家族と参加した八戸市の釜石拓実ちゃん(5)は「海を見て、砂浜を歩いたのが面白かった。家族と一緒で楽しかった」と話した。

 同日は滝沢求環境副大臣も会場を視察。取材に「5周年を契機に環境省としてもさらなる魅力の向上に向けた取り組みに努めたい」と述べた。

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