ハグしあったり慰められたり、毎日が幸せ! …飼い主をメロメロする猫さまたちの行動

ファン(飼い主)サービス旺盛な猫さまたちの物語

【フレンチ猫さま】vol.237
猫さまの話をもっと聞かせて!
トトさまは1歳半のメインクーンの男性猫さま、ウラガンさまは1歳のベンガルの女性猫さま。




<トトさまが語ります>
僕たちはデュプレックスのアパルトメント住まいです。上に行ったり下に行ったりと、よく運動できるスペースなので快適な暮らしです。



典型的な一日は、朝飼い主たちと同じ時間に起き、午前中は遊んで過ごし、午後は飼い主たちが仕事から帰宅するまで寝て過ごします。



いつもの食事はカリカリとパテですが、たまに生の鶏肉や乾燥した肉系も出てきます。猫の木とソファは居心地がいいので妹のウラガンと争って場所取りします。


<飼い主から見たトトさまとウラガンさまとは>
ブリーダーの広告を見て一瞬でトトを好きになり、私たちはすぐに彼を引き取ることにしました。彼は養子縁組に遅れましたが(生後9か月目)、子猫ではなくなったことに問題はありませんでした。初めてトトに会った時、私はときめきました。それは私の夫への愛でもあるのです。というのも、穏やかな夫は猫と一緒に暮らすことが最善と思っていたからです。私たちは動物を飼ったことがありませんでした。



トトがやって来てから、私たちとトトの間はとてつもなく大きな愛で満ちています。トトがひとりでいるときに退屈しないように、ウラガンを養子として迎え入れることにしました。



トトは人間に近く、愛撫されたり遊んだりするのが好きです。トトの得意分野は「ニャー」、「クー」と鳴いて私たちに話しかけること。赤ちゃんのようで、たくさんの注目を集めるキャラクターです。同時にカリスマ性も持ち合わせています。



ウラガンは蛇口をひねるとすぐに駆けつけます。また走り回って遊ぶのが大好きで、エネルギーの塊です。赤ちゃんヒョウのようで、チャームポイントは緑の瞳です。



トトは夫のように穏やかですが、ウラガンは私と似てエネルギッシュです(笑)。彼らは私たちのことを親だと思っているに違いありません。彼らは、おやつをもらったり、撫でてもらったり、注目を集め自分自身を理解してもらう方法を知っています。また、私たちが完全に彼らのファンだと思っているはずです。



トトもウラガンも私たちの家の中にたくさんの平穏と平和をもたらし、物事がうまくいかないときには慰めを与えてくれます。日々、彼らはたくさんあふれんばかりの愛でこの家を満たしてくれるのです。ゴロゴロとたくさんのどを鳴らしながらの抱っこタイムは至高の時間です。


ーー初めて猫さまを迎える事情はそれぞれですが、この飼い主は夫婦関係を良いものにするために猫さまと共同生活をすることに決めたようです。猫さまを飼ったこともなく、もともと大の猫さま好きだったわけでもないのに、トトさまとの出会いで明るい未来を想像できたのでしょう。家じゅうが愛でいっぱいで、幸せですね。


著者情報
松永学
猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!

© マガジンハウス