初優勝の大の里、今場所が起点に 大関昇進へ審判部長が見解

初優勝を果たし、祝勝会でタイを掲げる大の里。左は父・中村知幸さん、右は二所ノ関親方=26日、茨城県つくば市内のホテル

 日本相撲協会で昇進問題を預かる審判部の高田川部長(元関脇安芸乃島)は夏場所千秋楽の26日、12勝3敗で初優勝の新小結大の里は大関昇進の起点となることを認めた。名古屋場所(7月14日初日・ドルフィンズアリーナ)で昇進が懸かる可能性には否定的な見解を示した。

 大関昇進目安は直近3場所合計33勝とされる。高田川部長は三役力士として3場所連続の活躍が必要とした上で「その足掛かりになったということ」と述べた。大の里は西前頭5枚目の春場所で11勝を挙げたが「三役で2桁勝たないと。その前はカウントされない」との考えを明言した。

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