chelmico・Rachel「ちいせえ雨もボタボタ雨も好き。真ん中ぐらいも良し」 雨の日が好きな理由とは?

雨の日だ~い好き。特に春の雨は。なんか現代の清少納言っぽい感じの書き出しでかっこいい適当なこと言うなすみません。はい、雨の日が好きかなんてシンプルだけどこれまた意外と話してこなかったテーマで今回はいってみよう! いつもナイステーマだね。そうそう、結論から話しちゃったけど雨の日なんか、そりゃもう、大好きに決まってるよね。だってさ、ワクワクすんじゃん。なんか、始まりそうじゃん。具体的に何が始まったとかはないんだけどさ。朝起きてカーテンをジャッと開けた時に、不穏などーんよりしたグレーの空なんかで迎え入れられたらもうヒャホウよ。ちいせえ雨もボタボタ雨も好き。真ん中ぐらいも良し。雨降ってる日に出かける予定があると嬉しい。出かける予定がなくても「なぁんにもしなくていいですよ、お前は家で布団に沈んでなさい!」とでも言われた気持ちになってそれはそれで良いし。

ただここ最近は雨が多くて洗濯が全くできてないのだけ勘弁ね。たぶんあと5回くらい洗濯機を回さないとリアルに消化できない量まできちゃってる。洗濯物全消しできる日はいつになるんだろう。部屋に干したりして騙し騙しやってるけども、焼け石に水だよ。そんで我が家の古い洗濯機、買い替えのタイミングいつ。悩んでるうちに雨のシーズン終わっちゃったりして、毎年その調子で買い替えは先送りにしてるぜ。もういっそのこと壊れるとかしてくれないと、一生こいつと歩んでいくことになっちゃいそうだけどそれはそれでありがたいよね。感謝、うちの洗濯機。ちょっと待って話戻そ。雨がもし嫌いだって人がいたら雨が好きになる、なりそうな映画と本を紹介するね! 川上未映子の『黄色い家』は雨の描写がとんでもなくカッケェのと、映画だと『四月物語』も春の雨の良いイキフンがプンプンしてんのでぜひチェックされたし。もー5月だけど。

チェルミコ 左・Rachel(レイチェル) 1993年生まれ、神奈川県出身。右・Mamiko(マミコ) 1996年生まれ、東京都出身。2014年にchelmicoを結成。デジタルシングル「Question」が現在発売中。

※『anan』2024年5月29日号より。写真・幸喜ひかり ヘア&メイク・ナリタミサト

(by anan編集部)

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