佐藤(岡山)パリ・パラ代表内定 陸上車いす、3大会連続の選出

佐藤友祈

 日本パラ陸上競技連盟は26日、パリ・パラリンピック代表1次内定選手16人を発表し、男子400メートル(車いすT52)の代表に東京大会2冠の佐藤友祈(34)=モリサワ、岡山市=が3大会連続で選ばれた。

 佐藤は昨年の世界選手権2位で出場枠をつかみ、日本パラ陸連の選考基準を満たしていた。25日まで神戸市で行われた今年の世界選手権では、400メートルと1500メートルで2位、100メートルで3位に入った。

 静岡県出身の佐藤は21歳で発症した脊髄炎の影響で車いす生活となり、2012年に競技を始めた。14年から岡山に拠点を移し、パラリンピックの16年リオデジャネイロ大会は400メートルと1500メートルで銀メダル、21年東京大会は両種目で金メダルを獲得した。パリ大会では1500メートルが実施種目から外れ、400メートルで2連覇を目指す。

 岡山ゆかりのパリ・パラリンピック代表内定はアーチェリー男子の大江佑弥(36)=倉敷市役所=に続き2人目。

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