ギャンブル依存症、周囲の支えが不可欠 札幌でセミナー

ギャンブル依存症についての特別セミナー。姫野医師は「バッシングを与え、自己責任のレッテルを患者に貼っても、治療効果はない」と訴えた

 米大リーグ大谷翔平選手の元通訳の違法賭博事件で精神疾患のギャンブル依存症に厳しい視線が注がれる中、依存症について学ぶ特別セミナーが25日、札幌市西区の市生涯学習総合センターちえりあで開かれた。依存症に詳しい旭山病院(札幌)の姫野大作医師らが講演し、回復には社会の正しい認識や、周囲の支えが不可欠であると訴えた。

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