【試合詳細】5・26 マリーゴールド新木場大会(夜) 林下詩美&天麗皇希vs翔月なつみ&ビクトリア弓月 MIRAI&CHIAKIvsボジラ&野崎渚 青野未来vsゼイダ・スティール 桜井麻衣vsマイラ・グレース 松井珠紗vs石川奈青

『Marigold Grand Opening Wars 2024』
日程:2024年5月26日(日)
開始:18:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:271人(超満員)

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○松井珠紗
8分53秒 ヨーロピアン・クラッチ
●石川奈青

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○桜井麻衣
7分38秒 シャイニング・バスター→エビ固め
●マイラ・グレース

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○青野未来
8分0秒 スタイルズ・クラッシュ→エビ固め
●ゼイダ・スティール

▼タッグマッチ 20分1本勝負
MIRAI/●CHIAKI
15分39秒 パワーボム→エビ固め
○ボジラ/野崎渚(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○林下詩美/天麗皇希
15分46秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
翔月なつみ/●ビクトリア弓月

詩美&皇希の最強ビジュアルタッグが爆誕!石川と松井が天国に盟友に捧げる初シングル!ボジラが一騎当千の大暴れで爆勝し「デカさこそが正義だ!」

オープニング

大平ひかるリングアナによる対戦カード発表が行われ、その後は右橈骨遠位端骨折によりしばらく欠場することとなったジュリアがリング上で挨拶を実施。オッキー沖田リングアナの合いの手とともに進行していく。

ジュリア「新木場にお越しの諸君!ごきげんよう!その2!(笑)ということで昼に引き続き夜もご来場誠にありがとうございます!大丈夫ですか?お昼にお酒飲みすぎて眠くなってねーかオイ!大丈夫?ダメ?!(笑)ダメじゃねーよ起きろ起きろ。レモンサワーじゃなくて水を飲め!」

オッキー「昼はすごい試合がたくさんありました。いかがだったでしょうか?!」

ジュリア「いやあ~……ホントボジラとSareeeに負けてねーか、マリーゴールド!大丈夫かオイ!私は見ててちょっと悔しかったです。この折れた腕で殴りかかりに行きそうでした。ギプス付けたままいつでも私はぶん殴りに行く準備はできてるんで。まあ、そんなもやもやした気持ちがあったけれども、さっきみんなより燃えているのを控室の方で私は目にしました。なので、昼よりさらに熱い闘いを見せてくれるんじゃないかなと思ってます!」

オッキー「夜の部でジュリア選手が一番気になるカードは」

ジュリア「一番かあ……あるんですよ。私今ね、マリーゴールドを見てて一番気になる選手が1人いて。第1試合、石川奈青。彼女は古い古い後輩というか、ちょっと関係が深……くもねーか(笑)でもね、なんとなく気になっちゃうんだよな。元お芝居の方vsすみっこの女でしょ?(笑)これはちょっと面白いっすよね(笑)石川が今すんげえ悔しそうなのもさっき見てきたんで、その思いを今日は松井珠紗相手にぶつけて、ぜひ勝利するところを私が見たいなと思っています。みなさんも第1試合から応援して盛り上がってください。よろしくお願いします!」

オッキー「石川選手は後楽園で野崎選手とのシングルも決まりました」

ジュリア「……大丈夫かなぁ~?(笑)いや、大丈夫だと私は信じてます!なので、皆さんも熱い声援で選手たちを応援してください。そうすると選手たちは何度でも立ち上がることが出来ます。必ずです。それでは皆さん!準備は出来てますか?!準備は出来てるか?!おい北側ァッ!そっち(東側)もどうなんだ?!それでは、マリーゴールド、夜の部!スタートォッ!」

第1試合

試合前に石川が「お願いします!」と握手を求めると、松井も「お願いします!」と応じて両手でガッチリと手を握り合う。

ゴングが鳴ると、ロックアップからリストの取り合い、ヘッドロックを巡る攻防を展開。松井が腰投げでテイクダウンを奪うも、石川が即座にヘッドシザースで抜け出してクリーンブレイク。

再び向き合い、石川が手4つを求めるも、松井がつま先を踏みつけて動きを止めてニーバッド。松井がヘアホイップから「はじめまして、石川奈青!元お芝居の人・松井珠紗です!」と挨拶しながら顔面を踏みつけ、フェイスクラッシャーからキャメルクラッチ。鼻をつまみ上げてブサイク顔にして観衆に写真撮影をさせ、さらに顔面へスライディング・キック。さらに松井はボディスラムを狙うが、石川が雄叫びを上げながら逆にボディスラムで投げ返す。

石川はコーナーに振って串刺しスプラッシュからショルダータックル。さらに逆エビ固めに捕らえるが、松井は髪を掴んで怯ませてロープブレイク。石川が担いでいくも、松井が着地してカサドーラ・フットスタンプ。続けて変形フィッシャーマンズ・スープレックスを狙うが、石川が首固めで切り返してロープに飛び、朝陽さんが得意としていたランニング・ネックブリーカー・ドロップ。カバーに入るも、松井がブリッジで抜けてジャンピングニー。
松井は顔面へのストンピングを連打して行くが、石川も意地のエルボーで反撃。真っ向からエルボー合戦を展開していき、石川が強烈な一撃でふっ飛ばしてからバックドロップ。続けて石川はランニング・ネックブリーカー・ドロップを狙うが、松井がカウンターのブサイク・ニー。カバーに入るも石川が下から丸め込み、髪を掴みながらのエルボー連打。松井はスクールボーイからMARU直伝のストレッチマフラー。石川はなんとかロープへ。
松井は串刺し低空クロスボディから変形フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。さらにカサドーラからロープに飛ぶが、石川がヘッドシザース・ホイップで切り返し、ゴリースペシャルから旋回させてのフェイスクラッシャー。続けてダブルアーム・スープレックスで叩きつけ、滞空時間の長いリバースタイガー・ドライバー。惜しくもカウントは2.9。
石川は必殺のジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、松井がサムソンクラッチで切り返し、ヨーロピアン・クラッチに変形させて3カウントを奪った。

石川「悔しい~ッ!悔しい!お芝居の女優のアクトレスなんかに!3連敗なんて!悔じい゛ッ!悔しい!だけど、石川奈青はまだこんなもんじゃないから!絶対にアクトレスキラーになってみせるから覚えとけよ!そして野崎渚!裏で聞いてるか?!突然指名してきやがってよ!お前との闘いにこの悔しさ全部ぶつけてやるから覚悟しとけよッ!ありがとうございました!」

<試合後コメント>

松井珠紗
「石川奈青と初シングル……っていうか初対戦させていただきました。ちょっと勝ったんですけど、勝って強がって帰っちゃったんですけど、すっごいダメージ強いです。こういうことを言ったら石川奈青は嫌がるんでしょうけど、石川奈青、メチャクチャ楽しい選手ですね。“お芝居の人”にそういうこと言われたくないかもしれないですけど、私は1プロレスラーとしてこのマリーゴールドのリングに来たので、プロレスラーの先輩として、石川奈青、最高でした。まだ何度でも闘いたいと思います。何回やっても負けませんけど。ありがとうございました!またマリーゴールド、これからもよろしくお願いします」

石川奈青
「いやあ、悔しいです!ホントに!アクトレスなんかに、旗揚げ戦から3連敗で。ホントに、ホントに悔しいです。でも絶対にもっともっと強くなって、アクトレスなんか全員倒してやるんで。もっともっと強くなります。ジュリアさんも始まる前に『一番期待してる試合』って言っていただいたのを裏で聞いてて、期待に応えたかったんですけど……悔しいです。でも、松井珠紗との試合は3連敗の中ではプロレスとして楽しかったなと思うところもあったので、また対戦したいです。次こそは自分が勝ちます。そして、昼に野崎渚、急に私の名前出してきてビックリしたんですけど、正直野崎渚なんて眼中になかったんでビックリしたんですけど、でもそうやって他団体の選手から直接名指しで言ってもらえるってことは、自分がマリーゴールドで頑張ってきたこともちょっとは無駄じゃなかったのかなって思うし、本当に悔しいので、野崎渚戦でこの悔しさ全部ぶつけたいと思います。ありがとうございました」

――会場からは大・石川コールが起きていました
「いやぁ~、本当にありがとうございます!すみません、ホントに。嬉しかったです、素直に。皆さんホントにこんな自分にも、1人でも頑張れって言ってくださる方がいるだけでも嬉しいのに、すごいたくさん応援してくださって。その期待に応えられるようにもっと強くなります!もっともっと頑張ります!ありがとうございました!」

――朝陽さんの盟友同士の対決という側面もあったと思いますが、意識したことはありますか
「意識もしますし、やっぱり試合を見る機会も多かったので。対戦することは無かったですけど、間接的にお互い試合を見たりはしていたと思うので、そういう中ですごい楽しみな対戦でもありました。でもだからこそ自分が勝ちたかったんですけど……悔しいです」

――昼にはなかったテーピングがヒザに増えていますが、怪我を?
「そうですね、昼の試合でちょっと痛めてしまって。でもそんなことを負けた言い訳にしたいわけではないので大丈夫です」

――入場時のガウンやポーズなどで気持ちが入っていると思いますが、これを続けて彼女の気持ちをリングに持ってきてあげたいという思いはありますか
「『あげたい』とか、どう思われたいとかはそういうのは全く無くて。逆にそんなこと全然思ってほしくなくて。自分がやりたくて、自分が好きでやってるだけなので。それを見てイヤな気持ちになる人もいるかも知れないし、『ありがとう』って言ってくださる方もいたんですけど、別にそういうことを思われたくてやってる気持ちは1ミリも無くて。自分が自分の中でそうしたくて、好きで勝手にやらせてもらってるだけなので。自分と、その人にだけ伝わればいいかなって思ってます」

第2試合

ゴングが鳴ると、ロックアップからリストの取り合い。マイラが軽やかにくるくると多彩な切り返しを見せていき、ヘッドロックで捕らえるも桜井がグラウンドに引き込んで腕十字を狙うとマイラは慌てて距離を取り、追撃をかわして低空ドロップキック。ロープに飛ぶも、桜井がカウンターのビッグブートを叩き込む。
桜井は串刺しビッグブートからブルドッギング・ヘッドロック。キックアウトしたマイラの腕を取って脇固めも、決まり切る前にマイラがロープへ。桜井はロープを使ったアームロック。さらに腕を固めながら丸め込み、いつの間にかおパラダイスロックの形に。桜井は「この庶民がッ!」とマイラを踏みつけてからロープに振ろうとするが、マイラが足を絡めて丸め込み、側頭部へのトラースキックから旋回式ギロチンドロップ。

マイラがトラースキックを発射も、かわした桜井がかかと落としから顔面への低空ドロップキック。さらにSTFで絞り上げるも、マイラはなんとかロープへ。
桜井は足を使ってのファイナルカットを狙うが、マイラは振り払ってエルボー連打。桜井は強烈なエルボー一発で吹き飛ばしてロープに飛ぶが、マイラがカウンターのフライング・ラリアットを見舞い、フィッシャーマンズ・スクリュー。続けてコーナーに上ったマイラがダイビング・ルー・テーズ・プレス。さらにエルボー連打からトラースキックを発射も、キャッチした桜井がハンマーロック式のバックドロップ。
桜井は「決めるぞッ!」と咆哮してシャイニング・バスターを狙うが、マイラが首固めで切り返して変形エビ固め。これをキックアウトした桜井が片足ドロップキックで顔面を貫いて串刺し攻撃を狙う。マイラはこれをかわしてバックドロップで叩きつけ、フォーファンク・クロスを狙う。桜井はこれを振り払ってロープに振り、レッグラリアート。さらに変形逆打ちからシャイニング・バスターを見舞って3カウントを奪った。

桜井「マイラ、ゲット・アウト・オブ・マイ・リング!出てけッ!バイバイ♪改めまして、新木場大会にお越しの庶民の皆様、ごきげんよう!今日は外国人庶民レスラーを征伐して差し上げましたわっ♪それにしても、あなた達庶民もよくこんななにもない街に来たわねえ?特別に褒めて差し上げますわっ!お礼と言っては何だけど、今日の興行のあとに私と川崎の庶民レスラー・松井珠紗が売店に出ますので、あなた達庶民は売店に必ず立ち寄り、帰りに千吉のカレーうどんでも食べて帰りなさい!それでは、ごめんあそばせ♪」

<試合後コメント>
マイラ・グレース
「桜井はとても強かった。言い訳をするわけじゃないけど、ここに来るのに18時間もかかったの。今朝もレスリングしたばかりで、全力を尽くしたけど、残念ながら勝利を得るためには十分じゃなかったみたいね。桜井は私に『出ていけ』と言ったけど、もう一度やったら私の強さを証明できると思うわ」

桜井麻衣
「マリーゴールド旗揚げ3戦目にしてようやく勝利することが出来ましたぁ~♪なんか、この調子でもっともっとペースを上げていきたいと思いますので、皆様これからの私に注目していて頂戴。それじゃ、ごめんあそばせ♪」

第3試合

ゴングが鳴ると、ロックアップからゼイダがヘッドロック。青野はリストロックで切り返しながらローキックを連打。ゼイダも対抗してリストロックで固めながらのローキックから腕へのビッグブート。さらにロープに走り、青野のドロップキックをかわして自爆させてからのフットスタンプと軽やかな動きを見せていく。

ゼイダは弓矢固めからコーナーに振るが、青野が追撃をかわして串刺しドロップキック2連撃からサッカーボールキック。ゼイダはエルボー連打も、青野はミドルキック&ローキックで圧倒。ロープにくくりつけてからの串刺しラリアットを狙うが、ゼイダがかわしてエプロンに放り出し、エプロン上でのエルボー合戦を仕掛けていく。
青野がハイキックを発射も、かわしたゼイダが足をロープに引っ掛けて動きを止めながらのコードブレイカー。リングに戻ってプッシュアップして見せ、余裕を誇示してからトペ・スイシーダで突っ込んでいく。
ゼイダが追撃を狙うが、青野は怒りのエルボー連打からサッカーボールキック。青野がリングに戻ろうとすると、ゼイダはその足を取って担ぎ上げ、エプロンへのフェイスバスター。先にリングに戻って青野を見下ろす。
青野がふらふらとリングに戻ろうとすると、ゼイダがビッグブートからハングマン式コードブレイカー。さらに串刺しジャンピングニーから「BYE!●ッチ!」と顔面にビッグブートを叩き込んでロープに飛ぶ。青野はこれをキャッチしてその場で旋回式パワースラムで叩きつける。
青野はバッファロー・スリーパーで絞り上げ、ロープにくくりつけて串刺しラリアット。さらに得意のダブルアーム・スープレックスを狙うが、ゼイダが着地して強烈な延髄切りから高角度オクラホマロール。続けてロープに走るが、青野がカウンターのラリアットを見舞い、スタイルズ・クラッシュで叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>

青野未来
「ゼイダ、全くどんな選手か分からなくて、後楽園の試合も今日の昼の試合もあんまり見れてなかったんで、ホント未知で。あの華やかさ、そこに負けたくないって気持ちと、海外選手もスゴイ注目されてるので、そこで私の強さを見せることが私の夜のテーマだったんですけど、ちょっとあんなに攻められると思わなかったんでビックリしました。けど、スタイルズ・クラッシュで快勝しました。3戦目だったんで、3戦ともスタイルズ・クラッシュで勝てて、ちょっとこれから青野未来の必殺の武器にできるかなというのを確信できたのと、もっともっと色んなレパートリー増やしたいなと。今日みたいなわからない選手とかもこれからいっぱい当たると思うので、さらに磨きをかけたいと思いました」

ゼイダ・スティール
「ハァ、最高の気分ね。(※記者へ)写真は撮らないで。みんな知ってると思うけど、私は絶対負けない。でも今日は2回も負けた。みんなが私をブードゥーかなんかで呪ってるんだ、きっと。私今日なにも飲んでないし、なにも食べてないの。チョーシ悪いのよ。私、負け犬じゃないからね」

第4試合

MIRAIとボジラの対面でゴング。ロックアップでの力比べとなるも、ボジラはほほ笑みを浮かべながらゆっくりロープに押し込んでクリーンブレイク。MIRAIはボディスラムで投げようとするが、ボジラがボディプレスの形で潰していく。ボジラは「カモ~ン(笑)」と余裕の表情でチョップを打たせ、軽く吹き出しながらショルダータックルで吹っ飛ばす。さらにボジラが串刺しラリアットを狙うが、MIRAIがかわして場外に放り出し、コーナートップからプランチャを発射。しかし、ボジラは軽々とキャッチして場外ボディスラムで叩きつけるという規格外のパワーを見せる。
ボジラは串刺しラリアットを狙う。MIRAIはこれをかわしてコルバタを狙うが、ボジラが軽々耐えて放り捨て、野崎にタッチ。

野崎は顔面バーンから挑発するかのように顔面をぐりぐりと踏みつける。さらにロープに振って行くが、MIRAIが振り返してカウンターのドロップキック。CHIAKIにタッチ。

CHIAKIは野崎に串刺しスピアーから顔面ウォッシュ。さらにロープに振ろうとするが野崎が耐えて顔面へのビッグブート。さらにビッグブートを放つが、CHIAKIがかわしてエルボー連打でヒザをつかせてからの顔面への低空ドロップキック。野崎はすっくと起き上がってトラースキックからのビッグブート。ロープに飛ぶが、CHIAKIがカウンターのスピアーを突き刺し、MIRAIにタッチ。
MIRAIはコーナーに上ってミサイルキック。さらにバックドロップを狙うが、野崎が振り払って顔面へのビッグブートでロープ際までふっ飛ばし、貫通ビッグブートからのおしゃれキック。続けてスリーパーホールドからドルミルを狙うが、MIRAIがコーナーに叩きつけて脱出し串刺しラリアットからリバース・スプラッシュ式セントーン。MIRAIがロープに飛んでラリアットを狙うも、野崎が絡め取ってドラゴンスリーパーからのドルミルII。これはCHIAKIがカット。ならばと野崎はノアール・ランサーを叩き込み、ボジラにタッチ。

ボジラはMIRAIをショルダータックルで吹き飛ばし、変形チョークスラムからロープに振る。ボジラは突進していくが、MIRAIがかわしてスクールボーイの形で転がしつつ変形コンプリートショット。MIRAIは投げようとするが、ボジラはショルダースルーでの切り返しを狙う。MIRAIは蜘蛛の巣のような形で絡みつくも、ボジラが力ずくのショルダースルーから全体重をガッツリ乗せるセントーン。ボジラは起き上がり小法師式のショートレンジ式ラリアットを連打も、MIRAIがキャッチして飛びつき腕十字。ボジラがパワーボムでの切り返しを狙うと、MIRAIが三角絞めで切り返し、さらにダブルアームバーで絞り上げてからCHIAKIにタッチ。
MIRAI&CHIAKIがボジラにダブルブレーンバスターを狙うが、ボジラは一切動かず。ならばと2人でダブルドロップキックを見舞い、その後は交互にドロップキックを連打してロープ際まで追い込んでからCHIAKIが顔面ウォッシュから背中への串刺しスピアー。
CHIAKIはボジラをカニバサミで倒して背中への側転ダブルニードロップ。CHIAKIはボジラの腕へのエルボードロップからアイアンクロー。ボジラはノーダメージといった様子で振り払い、エルボー連打から串刺しスプラッシュ。さらに串刺しバックエルボーからショルダータックルでふっ飛ばし、ラリアットを狙ってロープに飛ぶ。MIRAIがエプロンから一撃入れて気を引き、CHIAKIがボジラの腕に噛みついて怯ませてから変形ダブルアームバー。これは野崎が側頭部にトラースキックを叩き込んでカット。ボジラはCHIAKIをヘッドバッドでふっ飛ばし、リバース・スプラッシュを投下。MIRAIのカットがギリギリで間に合う。
ボジラが野崎を射出する形での合体ノアール・ランサー・ハイからボジラがパワーボムを狙うが、CHIAKIが回転エビ固めからの低空ドロップキックで粘りに粘る。CHIAKIがコーナーに上って行くが、ボジラが雪崩式ブレーンバスター。最後はボジラがパワーボムで叩きつけてCHIAKIから3カウントを奪った。

試合後、MIRAIがよろよろとボジラに突っかかっていくが、ボジラは軽々とチョークスラムで叩きつけて撃退。あまりにも圧倒的な強さを誇示した。

<試合後コメント>
ボジラ
「いいか?私の邪魔をするやつは全員ぶっ壊してやるって言ったろ?それが誰であろうと気にしない。詩美もMIRAIも私の力を思い知ることになった。私はゴジラだ!デカくて強い!デカさこそが正義だッ!」

MIRAI&CHIAKI
MIRAI「悔しいなあオイッ!」
CHIAKI「めっちゃ悔しいです!」
MIRAI「生きてる?」
CHIAKI「ギリ生きてます……」
MIRAI「なんだあのゴジラは!」
CHIAKI「ボジラ、一発一発、強烈で、正直CHIAKIとしては受けたことがないような威力をバンバン受けました。マリーゴールドは甘くないと改めて思わされた一戦でした」
MIRAI「アイツ、アイツ、ゴジラだろ……」
CHIAKI「NO、ボジラ!YOU、ゴジラ!」
MIRAI「でも、ゴジラからの勝ちに近いのは、いっぱいサブミッションを持ってるこのMIRAIだと思ってるんで。またやりたい。次はへし折ってやる!そして今日は昼夜あったんですけど、どっちもタッグマッチで、タッグパートナーを最後の最後に助けられなくて負けてしまいました。自分はヒーローになるって目標があるんで、ヒーローって誰かが困ってるときに助けに行くものだから。まだまだヒーローじゃないね。ごめんね。もっともっと!もっともっと鍛えてヒーローになります!魂こめて!」

第5試合

皇希と翔月の対面でゴング。手4つで組み合い、上背で勝る皇希が優勢。皇希がショルダータックルから翔月の追撃を側転でかわしながらロープに走る。翔月はかわしてドロップキックやアームドラッグ。皇希もビッグブートで反撃し、両者タッチ。
詩美と弓月の対面。ロックアップから弓月がバックを取っていき、レッグロックを巡るじっくりとしたグラウンドの攻防を展開。弓月がロープに飛んでドロップキックを2連打からエルボー連打も、詩美は倒れず。弓月がさらにドロップキックを発射も、詩美はこれをかわして顔面への低空ドロップキック。
詩美&皇希は2人で弓月をロープに振ってダブルショルダータックル。詩美がエルボードロップからボディスラムで叩きつけ、皇希にタッチ。
皇希は弓月の顔面をロープに叩きつけてふっ飛ばし、逆エビ固め。弓月は幾度もリング中央に引き戻されながらもなんとかロープへたどり着く。皇希はロープに振ろうとするが、弓月がヘッドシザース・ホイップで切り返してドロップキック。翔月にタッチ。

翔月は皇希に串刺しランニング・ダブルニーアタックからダブルニードロップ。さらにニーリフト連打から皇希のラリアットを巻き取って脇固め。皇希はその長い脚をロープにかけてブレイク。翔月はフィッシャーマンズ・スープレックスを狙うが、皇希が着地。翔月はすぐさま組み付いて卍固めで捕らえるが、皇希が腕力だけで振り払い、ジャンピング・ビッグブートで顔面を貫く2連撃。さらにボディスラムから170cmプレスもカウントは2。皇希はカナディアン・フェイスバスターを狙うが、翔月が回転エビ固めで切り返し、サッカーボールキックを3連打。さらに翔月がロープに飛ぶも、皇希がパワースラムで迎撃し、詩美にタッチ。
詩美は翔月をショルダータックルでふっ飛ばしていき、コーナーに振って串刺しバックエルボーからミサイルキックを狙う。翔月は下からハイキックを見舞い、デッドリードライブから串刺しドロップキック。さらにロープに飛ぶが、詩美が下からすくい上げてのバックフリップを狙う。翔月が着地して顔面にランニングニーを叩き込み、弓月と2人でコンビネーションドロップキック。

翔月はフィッシャーマンズ・スープレックスを狙うが、詩美が振り払ってアルゼンチン・バックブリーカー。翔月が着地して延髄切りからツキノイシで突き刺し、弓月にタッチ。
弓月は詩美にドロップキックを3連打からエルボーの猛連打。さらにロープに飛ぶが、詩美がカウンターのドロップキックを突き刺す。詩美はアルゼンチン・バックブリーカーからバックフリップで叩きつける。弓月もゆらりと起き上がって真っ向からエルボー合戦を仕掛けていき、足を止めての打ち合いに。弓月が雄叫びを上げながらの猛連打を叩き込むが、受けきった詩美が強烈なエルボー一発で吹っ飛ばす。詩美が串刺し攻撃を狙うが、弓月がかわしたところに翔月が串刺しランニング・ダブルニーを見舞ってアシスト。弓月がドロップキックからスワンダイブ式フェイスクラッシャーで叩きつけ、ダブルリスト・アームサルトを決めるもカウントは2。

弓月は変形レッドアイを狙うが、詩美が変形サイドバスターで切り返し、上から打ち下ろすかのようなエルボーバッド。さらにジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、弓月がローリング・アローで切り返す。これを皇希がカットし、翔月を振り回して弓月をふっ飛ばした上で翔月にその場式パワースラム。

詩美が弓月にミサイルキック、皇希が翔月にアメジスト・バタフライを見舞う競演を見せ、詩美が弓月にコウモリ吊り落とし。さらに詩美がジャーマン・スープレックス・ホールドで叩きつけて弓月から3カウントを奪った。

詩美「新木場の皆さん、楽しんでますか?!今日は旗揚げ戦前から熱望コメントをよく見る、林下詩美と天麗皇希のロイヤルタッグだったんですが、皆さんいかがでしたか?皇希はビジュアルもいいし身長も高いし、私の隣も似合うけど、ぜひシングルもやってみたいですねぇ!」

皇希「まずはデビュー3戦目!3勝目!ありがとうございます!詩美さん、タッグ組んでくれてありがとうございます。私はマリーゴールドに入って、一番組みたいなって思ってた選手が実は詩美さんなんです。でも超えなきゃいけない選手の1人でもあると思ってます。だから、すぐに詩美さん、あなたのところに行きます。だから待っててください。そのときはシングルよろしくお願いします!」

詩美「いつか皇希が成長したその日のシングル、皆さんも楽しみにしていてください!じゃあ、夜は私たちロイヤルタッグが勝ったから2人で締めちゃおっか。私たちが『シャイン・フォーエバー!』って言ったら、『マリーゴールド!』って叫んでください。準備はいいですか?!シャイン・フォーエバー!マリーゴールド!」

<試合後コメント>

林下詩美&天麗皇希
詩美「今日は皆さん待望のコンビ、林下詩美&天麗皇希が早速実現したわけですけど、まあ私たちビジュアルもいいし、カッコいいし、美しいし。とてもロイヤルなタッグ。このまま続けてもいいんだけど、まだまだ皇希もプロレスラーとしてデビューしたて。これから成長期なんで、こんなところで私が留めず、もっと色んなところ、色んなものを経験して成長してほしいんで、そのときにはシングルでもなんでもやりましょうよ」
皇希「私が一番やりたいなって思ってた詩美さんとのタッグ、こんなに早く実現するとは思ってなかったのですごく嬉しくて、緊張もしてたんですけど何より勝てて今日は良かったなって思ってます。そして必ず私は詩美さんを超えて、そしてタッグとしてももしまた出来るなら、もっともっと大きくなっていきたいと思ってます」
詩美「素晴らしい。素晴らしいと思います。頑張れ、皇希!そして林下詩美、マリーゴールドもまだまだ成長期なんで。成長過程を楽しんでいってください!ありがとうございました!」
皇希「ありがとうございました!」

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